合同自主トレ?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

WBCのユース版とも言えるアジアプロ野球チャンピオンシップも終わり、いよいよストーブリーグに本格的に突入しました。
広島をFA宣言した西川外野手はオリックスに入団し、同じ名前の西川外野手は楽天を戦力外となりヤクルトに入団。外野手・好打で左打の西川選手が来年もセパに分かれ、また混乱を避けることとなりました。

さてNPBのみなさんは11月末までは球団に拘束されますが、12月・1月は自由の身となりその間はゆっくり温泉につかって疲れを癒したり、副業に精出したり、テレビに出たりするわけです。
ところがプロのアスリートが2か月だらだらと過ごして酒浸りになったりしていては2月のキャンプインでぼてぼての体で練習についていけないとか、果てはなまった体が悲鳴を上げて故障してしまい、シーズン入り後ろくな働きができず故障者続出なんて今シーズンボロボロだったどこかの球団のようになってしまうわけです。

そういったわけで特に正月明けからは皆さん自主トレという名のリハビリを行うわけです。中には「新人合同自主トレ」なんて言ってドラフトで指名されたルーキーたちは強制的に?参加させられることもあります。もしかするとこの「自主トレ」参加は入団の契約にも含まれているのかもしれません。世の中は働き方改革なんてうるさいわけですが、「個人事業主」であるプロ野球選手には労働基準法の適用はありません。これは今事件になっている宝塚の女優さんたちが宝塚とは「雇用契約」ではなく「業務委託契約」となっており「労働基準法」適用外であるのと似ています。
まあ上記のルーキーの「合同自主トレ」は前向きな行為ですからそれはそれでよいでしょう。

先日ヤクルトの北村選手がこのオフに巨人を退団し浪人中の中田翔選手に弟子入り?し合同自主トレを行う、なんて報道がありました。
そもそも日ハムで暴力沙汰?を引き起こし無期限出場停止処分となり、厄介払いのような形で原巨人に拾われ、巨人では真面目に改心したようにふるまっていました。ところが巨人との3年契約の1年目が終わった今年、出番が少ない?と思ったのか、もともとの3年契約にはキャンセル条項が入っていたようで、日ハムで飼い殺し状態を救ってくれた巨人に後ろ足で砂をかけるようにして、現在は他球団が拾ってくれるのを待っている状態のようです。
かように選手としては一流でも人間的には非常に問題のある人物と私は思っているのですが、そのような人物と将来のヤクルトを背負って立つかもしれない北村選手が寝食も共にするような「合同自主トレ」をするなんて驚きです。城石コーチの口利きで実現したようですが、本当に大丈夫でしょうか。

以前にも書きましたがプロ野球選手は「個人事業主」ですからいざとなれば自分の身は自分で守らなければならない人たちです。他の選手、ましてや他球団の選手はライバルであるはずです。
ヤクルトの青木選手のようにもう半分指導者みたいな方々は若手に技を伝授する、という側面もあるかもしれません。しかし昨年中村捕手が他球団の捕手たちも集めて自主トレをやっていたのに至っては開いた口が塞がりませんでした。同じチームの選手同士でも本来一軍枠・レギュラー枠・ポジションを争うライバルの筈です。ましてや他球団の選手とは、、、
複数年契約によって選手がその地位に安住しているという面もあるのかもしれません。
辛口の評論をしましたが、皆さん今オフの戦力外通告を受けた方々のことを思い浮かべてください。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。