奥川の先発
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
奥川投手の今年の成長ぶりには目を見張るものがありました。
2年前のドラフトではもう一人のスーパールーキー佐々木投手と並んで3球団競合をドラフトデビューの高津監督が
見事引き当て、昨年は1年間大事に大事に育成され、最終試合にやっと顔見せ登板しました。
2年目の今年はまだまだ腫れ物にさわるような扱いは変わらず、1回先発すると即登録抹消、次の登板は10日以上開けて
過保護かとも思える扱いで1年のシーズンを過ごしました。
蓋を開けてみれば、特に後半めきめきと数字を伸ばした奥川はヤクルト投手陣ではエース?の小川と並ぶ9勝を
上げたわけです。昨年FA権を取得、散々ヤクルトファンをやきもきさせた挙句、残留を決め4年8億の物凄い
条件を勝ち取ったヤクルトのエースと張り合うような年棒1600万円の奥川投手でした。
その奥川投手の今年の成績は18先発、105回、12QS、9勝4敗、3.26、なんと言っても素晴らしいのは与四死球が12という
ことです。いかにコントロール良くストライクゾーンで勝負できているかということです。
更にクライマックスシリーズのファイナルステージ初戦で巨人を完封、日本シリーズ初戦で沢村賞投手のオリックス
山本投手と互角の投げ合いで7回1失点と、一躍日本を代表する投手の一人になりました。
そのような奥川投手に対して高津監督は来年は中10日なんて優遇策は終わりにし、25~28先発はして欲しいという
コメントをしています・
今シーズンの18先発から1.5倍増です。
可能な話なのでしょうか?中10日が中6日になれば1.5倍の先発は可能な気もします。
ちなみに今年のセパの投手の先発数を見ると、
セリーグ:中日柳、巨人高橋・戸郷が26先発
阪神青柳、中日小笠原、広島九里が25先発
パリーグ:オリックス山本、西武高橋が26先発
西武今井、ソフトバンク石川、日ハム加藤、楽天岸が25先発
ヤクルトでは小川の22先発に次いで奥川の18先発です。
ということで、今年はオリンピックで約1か月の中断(お休み?)期間があったにも拘らず、マックスで26先発が
NPBのトップでした。そう考えると高津監督の言う28先発とはちょっと厳しいノルマで、25先発できれば
御の字でしょうか。ヤクルトのレジェンド金田正一投手が年間44先発したなんてことは今の時代にはそぐいません。
ヤクルトは過去に伊藤智仁投手や由規投手というスーパールーキーを酷使して故障させ、選手寿命を縮めた苦い
経験があるので、甘やかしてはいけませんが、大事に太く長く奥川投手がヤクルトで輝けるよう、
どうか無理使いだけは慎んでください。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています