山田のスイング
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
今シーズンのヤクルトは多くの選手が不調をかこっているわけですが、中でも村上選手と山田選手の不振が顕著です。
特に山田選手は昨年キャリアワーストを記録しましたが、今期はそれを輪にかけたスランプ?です。
特に私が気になるのは山田選手がよく波打ったような気のないようなふんわりした空振りをよくすることです。
空振りとは打者の狙いと来たボールのコースが違ってスイングしたバットが空を切ることです。
打者は「よっしゃ、いただき」と思ってバットを振るのですから空振りの多くは勢いよく「空を切」ります。
しかし時々「よっしゃいただき」と思って振りに行ったボールのコースの当てが大きく外れ、しかし振り出したバットは止めるに止まらず中途半端なスイングで空振りを取られることもよくあります。
私が気にする山田の空振りは後者のもので、更に力のない振りになっています。
時に山田選手は空振りから崩れ落ちることもあります。
私は素人なので細かい技術的なことはよくわかりません。
しかし山田選手と村上選手のバッティングスタイルの大きな違いは村上選手がそのどっしりとした体形と素晴らしい筋力などのパワーでボールを押し返しているのに比して、山田選手は多くのホームラン打者と比べれば細い体で、しかしその類い稀なる野球センスで体の捻転をフルに生かした打撃のような気がします。
従ってその打撃のタイミングが外されるとふにゃふにゃなスイングとなり空振りになってしまうのではないでしょうか。
それでも若く柔軟だった頃にはタイミングが外れてもバットコンロールでボールをファウルにしたり、ヒットゾーンに運ぶなんてことも十分対応できたのでは。
それが近年は故障が相次ぎ、特にバットスイングの要となる下半身の安定が失われ、それによってスイングに行って狙いが大きく外れた時にふらふらとしたスイングになったり、時によっては下半身から崩れてしまうというシーンに繋がっているのでは。
山田選手は92年7月生まれの31歳です。プロ野球選手としては本来はまだまだこれからの年齢です。
しかし山田選手のキャリアを見ると、2010年高卒ドラ1でヤクルト入り、高卒3年目(21歳)で準レギュラー。
14年に最多安打。15・16・18年にトリプルスリー。と最多盗塁。15年はホームラン王も取っています。
どうも山田選手はこの2018年26歳でピークアウトしたようです。早熟の天才故そのアスリートとしてのピークも早かったということでしょうか。
昨年22年は23本塁打、65打点、.243とほぼキャリアワースト。
今年も69試合(ヤクルトは105試合消化)10本塁打、29打点、.231とキャリアワーストを更新する勢いです。
一度完成されてしまったスタイルをいまさら変えるのは容易ではないでしょうが、山田選手のプロ野球選手としてのキャリアがまだ続くと考えれば、体質の改善・打撃スタイルのチェンジ・負担の少ないポジションへのコンバートなど球団ぐるみで検討する余地はありそうです。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています