村上選手の三冠王
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
村上選手が三冠王を取ってしまいました。22歳での三冠王は史上最年少、ということです。
三冠の各数字を見てみましょう。
首位打者
村上 .318
2位中日 大島.314
パリーグ1位 日ハム 松本.347
本塁打
村上 56
2位 巨人 岡本 30
パ1位 西武 山川 41
打点
村上 134
2位 DeNA 牧 87
パ1位 西武 山川 90
セとパの成績を一概に比べることはできませんが、打率に関しては村上は大島と最終戦まで競り合って、
パの松本の成績には遠く及んでいない、ということです。
本塁打と打点部門では昨年までの村上のライバルというか、村上の一歩先を行っていた巨人岡本を大きく
超えて、本塁打・打点ともNPB全体でもダントツのトップでした。
次に最年少三冠王に関してです。
歴代三冠王は
38年秋 巨人 中島 29歳
65年 南海 野村 30歳
73年 巨人 王 33歳
74年 巨人 王 34歳
82年 ロッテ 落合 29歳
85年 ロッテ 落合 32歳
86年 ロッテ 落合 33歳
84年 阪急 ブーマー 30歳
85年 阪神 バース 31歳
86年 阪神 バース 32歳
04年 ダイエー 松中 31歳
22年 ヤクルト 村上 22歳
38年の中島選手は2シーズン制の中での三冠王ですから参考記録ですが、村上選手で8人目12回目の三冠王です。
三冠王に関してはセパで適度に分散しています。
特徴的なのは村上を除いて歴代三冠王は皆30歳前後、私が以前にも書きましたプロ野球選手の油の乗り切った時期に
達成されていることです。
そして王・落合・バースのように一度とると次の年にも取る、つまり競争相手がいなかったこともあるのか絶頂期が
続くということです。
そういった中で22歳で三冠王になった村上選手の開花の速かったことが驚きです。
もう一点、本塁打王と打点王を同時に取ることは珍しくありませんが、首位打者はどうしても今回の日ハム松本選手の様に、
足が速く、本塁打ではなくこつこつと安打を稼ぐ打者が有利(セリーグ2位の大島選手もそうです)となります。
それだけに三冠王は難しい、という話です。
村上選手は12盗塁もしていますから割と走るイメージはあります(7盗塁死)が足で内野安打を稼ぐとかセーフティバント
というイメージはありません。
村上選手は1年目はじっくりファームで鍛え、2年目はホームランバッターとしてブレーク、しかし三振王。
3年目は三振を減らし打率を改善、4年目は巨人岡本と本塁打王・打点王争いを演じ、5年目で三冠王です。
上記歴代三冠王たちは皆30歳前後と考えると、22歳の村上選手はこの先どこまで延びるのか想像も付きません。
しかし三冠王は相手もあることですから特に打率部門の連覇はそう簡単ではありません。
是非来期も連続三冠王を目指していただきたいのは勿論ですが、私としてはバレンティン選手の60本塁打超えに
是非とも挑んでいただきたいと考えます。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています