死球が多い?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
少し前ですが5月20日のヤクルト‐DeNA戦でヤクルト投手陣が死球を連発、怒ったDeNAの選手たちがグラウンドに殺到、それを止めようとした?ヤクルトの選手たちも出てきて久しぶりの乱闘騒ぎになるかと思われましたが、結局両者自制心を取り戻し乱闘には至らずでした。
この試合ヤクルト先発のピーターズは5回まで投げて2失点はともかく無死球だったわけですが、6回の木沢がまず牧にぶつけ、ひどかったのは7回の石山です。京田に四球、伊藤にヒットを打たれ、1アウト後佐野の膝に死球です。佐野は悶絶してしばらく立ち上がれませんでした。その後関根に二塁打を浴びて降板。後を継いだ小澤がまたいきなり宮崎にぶつけ、宮崎が切れて乱闘寸前までいったわけです。佐野の悶絶もありますが、牧・佐野・宮崎とDeNAの主力打者への立て続けの与死球にDeNAの選手たちが怒るのはわかります。
この時感じたのはヤクルト投手陣の与死球多すぎない?ということです。
ちょっとそれからは時間がたちましたが、セリーグ各球団の今日現在の与死球状況を見てみましょう。
ヤクルト 64試合、31与死球、市川4与死球、木沢・大西・小沢3与死球、チーム防御率3.80
巨人 65試合、29与死球、山崎5、グリフィン4、3.73
広島 64試合、22与死球、九里5、大道・床田3、3.30
阪神 64試合、18与死球、西勇5、青柳4、2.81
中日 63試合、16与死球、高橋4、橋本3、2.86
DeNA 62試合、14与死球、ガゼルマン・ウェンデルケン2、3.40
確かにヤクルト投手陣の与死球数は多いですな。巨人も多いですが、DeNAなんてヤクルトの半分以下です。
投手力の強い(チーム防御率の低いチーム)(阪神・中日)は少なく、弱い(ヤクルト・巨人)が多いのはわかりますが、DeNAはその法則にははまりません。
死球のメカニズムとしてはすっぽ抜けがぶつかるケースが多いのはわかりますが、投手が厳しく内角を攻めた結果、ぶつかってしまったというケースが多いのも事実です。
厳しく内角を攻めても阪神や中日の一流投手たちは死球にせずに攻め切れているのに対し、ヤクルト・巨人の投手は技術が伴わないため手元が狂って死球になるという構図でしょうか。逆にDeNA投手陣は厳しい内角攻めをあえてあまりしていない、ということでしょうか。
死球といえば日本に帰国以来ヤクルトの青木外野手はよく死球を受けていました。
実際2018年から21年の4年で45死球、うち2年はセリーグのトップでした。
それが昨年は3死球で、今年はまだ0です。
確かに以前よく死球を受けていた時はかなりベースに被った打撃フォームでした。
それが今年を見るとそれほど前傾姿勢ではなくなりました。
昔の青木選手の打撃フォームは知りませんが、年を取るにしたがって前傾姿勢がきつくなったのか、死球を嫌がり始めて体を起こすフォームに変わっていったのか、これも死球に関わる面白いエピソードです。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています