相撲協会がカオス

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

大相撲の5月場所はスタートから抜群の強さを発揮した返り咲き大関の照ノ富士が2場所連続優勝、これで
翌場所は一気に綱取りチャレンジです。

一時、横綱の3席をモンゴル人が独占し、我が世の春を謳歌していましたが、
日馬富士が不祥事で引退、白鵬・鶴竜も寄る年波から休場が続き、とうとう横綱審議会から「引退勧告」に次いで重い
「注意」が出され、鶴竜はとうとう日本の国籍が取れたのを機に（これで親方として引退後も相撲協会に残れる）
引退。残る白鵬も引退までのカウントダウンは始まっています。

これで相撲協会モンゴル帝国も崩壊と思いきや、不死鳥のように照ノ富士が復活しました。
またまたのモンゴル旋風に協会が危機感を抱いたのか、11日目の妙義龍戦では物言いの挙句、「髷を掴んだ」という
反則判定。14日目の遠藤戦は最高にひいき目に見ても、両者同体で取り直しだろうというところ、（見たところ遠藤の
体はひっくり返っており）、なのに照ノ富士の肘が先に土俵に落ちていたというトホホな判定でした。
協会がここまでしてバックアップしているのに、他の日本人力士がだらしなく、やっと千秋楽で貴景勝が照ノ富士を破り
ましたがここまで、優勝決定戦で、貴景勝は転がされて終わりでした。
ということで、モンゴル3横綱がフェードアウトしつつある時に新たなモンゴル人大横綱が誕生しそうな風向きです。

先場所の幕内力士は白鵬以下42人でした。
内モンゴル人は6人、他の国籍が3人、計9人ですから外国人力士が占める割合は2割程度です。それほど多いとは思えません。
ただし上位をモンゴル人が占め、ここ数年はともかく、その前は外国人力士しか優勝していなかったわけで、
大相撲は外国人力士に席巻されているかの印象があります。

しかし今日の本題は不祥事についてです。
初代モンゴル人横綱の朝青龍は不祥事を次々と引き起こした挙句、傷害事件を起こし前代未聞の「引退勧告」を出され
引退しました。
日馬富士もモンゴル仲間をカラオケマイクで殴り、傷害事件となり、引退となりました。
日本人ですが阿炎はコロナ禍の中、場所中に飲み屋さんに入りびたり、3場所の出場停止と50％の減俸措置を食らいました。
この阿炎はもともと素行不良というか、協会の研修でも「寝ていました」なんて堂々と言うほど
なめきった態度でしたが、処分後、幕下で連続優勝するなど少しは反省したのでしょうか。

そして今場所です。場所前に大関朝乃山がキャバクラ通いをしていたことが週刊誌に報道され、
しかも協会の聞き取りに当初は嘘をついて否定していたことから、厳罰に処されました。
罪としては前記の阿炎と同じようなものですが、初めに嘘をついたこと、阿炎より上位の大関と言う
本来他力士の鑑となるべき地位にいる力士故、6場所の出場停止と減俸と言う重い（しかし首ではないので）
そこから這い上がってこいと言う温情も感じます。
問題児だった阿炎と違い、きれいな取り口で、協会でも将来を嘱望されていた力士です。

同時に朝乃之山の元師匠の錦島親方（元大関朝潮）は引退届が受理され、朝乃山と一緒に飲みに行っていた
スポーツ新聞の記者は解雇です。

このような場合、皆さん問題を混同しないようにお願いします。
例えば、朝青龍や日馬富士の件ははっきり犯罪です。（傷害罪）
ところが阿炎や朝乃山の件は、コロナ禍故行動を制限するようにという協会の通達破りをしたことです。
平時（コロナがなければ）キャバクラに行こうが風俗に行こうがまるで問題ない行為です。
前述したようにストップ照ノ富士のために疑惑の判定を連発した相撲協会です。

何かおかしいですね。一国の総理大臣が、政府が5人以上の会食は控えるように言ってるのに
平気で高級ステーキ店で杉良太郎や王ソフトバンク会長と会食して平気の平左です。
何かペナルティを食らったわけではありません。
確かに自分が所属する組織がやってはいけないということをやったことは問題でも、
それが「6場所の出場停止と50％の減俸」により将来を嘱望されている関取を3段目まで
突き落とす必要があるのか。
スポーツ新聞の記者が懲戒解雇されなければいけないようなことか。
テレビのワイドショーにありがちな、「殺人事件」と「神社の賽銭泥棒（被害額は数百円）」を
同レベルで扱う意識の低さと同じです。

ところでもう一つの事件？です。前頭14枚目の竜電が妻帯者にもかかわらず、場所前に別の女性との
ドロドロの不倫関係が暴露され、謹慎中です。
プロ野球ロッテの清田選手も度重なる不倫行動で首になってしまいました。
この竜電も「寛大な措置を」とはいきそうにありません。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています