矢野監督今年限り?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

昨年前半快進撃しましたが、後半失速し「鼻差」でヤクルトに差し切られた矢野阪神でした。
今年も連覇を狙う?高津ヤクルトの最大のライバルと思われましたが、先日矢野監督が今年限りで
阪神監督を退任すると発表しました。

びっくりです。シーズン開始前にその年限りで退くなんて発表した監督はいたんでしょうか。
昨年の中日与田監督のように最下位争いを続けるチーム状況にファンも含め「辞めろ」コールが起きる状態で
耐えかねてシーズン途中で辞意なんてことは良くある話です。

普通プロ野球の監督は原則3年契約ですが、チーム成績低迷でこの3年を全うできずに途中で退任なんてよくある話で、
ヤクルトも弱かった時にはシーズンの途中で監督が放り出し、ヘッドコーチなりが代理監督になるなんてことが
ままありました。
チーム名がヤクルトに変わって以来でも、1970年の別所監督→小川善治監督 シーズン6位
1976年 荒川監督→広岡監督 シーズン5位
1979年 広岡監督→佐藤監督 6位
1984年 武上監督→中西監督→土橋監督 5位
2010年 高田監督→小川淳司監督 4位
ということで、成績不振なので、監督を放り出すというか、外野の騒音が耐え切れなくなるという、ところでしょうか。
球団としては監督がシーズン終了後に辞任するのはまだ良いとして、シーズン途中で辞められると事務作業も含め
いろいろと煩わしいことが多いので、「シーズン終わるまで勤めてよ」というところでしょうか。
シーズン終了後は監督が続投意欲があってもいわゆる「詰め腹を切らされる」ということで、無理やり辞めさせられる
ケースもままあります。
さてこのシーズン途中で代理監督に変わるとカンフル剤となり一時チームの調子が上がることがあります。
選手が前の監督の下で働くことに辟易していたのかもしれません。

さて矢野監督問題です。
普通、この監督は来年はいなくなると思えば、選手のモチベーションは下がりそうです。
ただし今シーズンは監督として存在するという点が微妙です。
選手も個人事業主ですから、手抜きプレーをして自らの成績を落とせば、来期の年棒に響き、
場合によっては戦力外になるわけで、うかうかできません。
しかし辞任を表明した矢野監督の求心力は間違いなく落ちるでしょう。
矢野監督がこんなことを言い出したのは、昨年前半の独走からの優勝を逸したということで、特に阪神は
ファンもそうですがOB連中もなかなか強烈なので、相当矢野監督が批判を受けたのは間違いありません。
それを無理やり続投となり納得感の無いままの続投だったのでしょうか。

監督なんて上記のヤクルトの多くの期中退任からも分かるようにちょっと負けが込めばぼろくそに非難される
あまり割の良くない仕事です。
しかしこれで戦わずして阪神が今シーズンの戦いから「一抜けた」状態になった?わけで、昨年のヤクルトの
最大の天敵が阪神なので、ヤクルトは一つ有利になりました。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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