賭博行為

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日大相撲幕内力士の英乃海他が違法賭博店に出入りしたということで
事情聴取を受け、書類送検される予定、という報道がありました。

特に大相撲業界は昔から「八百長」が大いに疑われていました。
例えば「7勝7敗の力士はまず負けない」等々で、過去には元幕内力士が週刊誌に自分が関与した
八百長行為をべらべらと告白したなんてこともありました。

この八百長行為も力士間のお約束で行われるならば(これもとんでもない話ですが)まだしも
第三者(反社会的勢力の関係者)が絡むとこれは相撲賭博に直結しますから、重大問題になります。
大相撲はあくまで私的な興行ですから力士が1勝を何十万払って勝ち越しても、大相撲協会内部の
問題ですから、協会としては問題でも、あとは「真剣勝負」と信じて応援している相撲ファンが
馬鹿を見るだけの話です。

ところがここに反社が絡むと裏社会にお金が流れるわけで、これは警察が絶対に許さない、という
話しになります。
大相撲は昔からタニマチなんてシステムが完備しており、このタニマチというのは本来見返りを求めない
スポンサーです。普通のスポンサーはTVのコマーシャルが典型ですが、「お金を出してその番組を
応援しますから、自社のCMをTVで流してください」ということですが、タニマチはその力士にお小遣い?
を渡して、その力士を飲食店などに連れまわって「おれはこの力士のタニマチ」と大きな顔をしたいだけの
いわゆる「旦那」の「道楽」なわけです。ところがこの「旦那」面した中に反社の方々が往々にして混じっているわけです。
もともと「反社」の方々は健さんや文太さんの「ヤクザ」映画を見ればわかりますが、賭博を生業としてきたわけです。
「博徒」なんて職業?もあります。
ということで「反社」の方々と賭博行為は切っても切れない関係にあり、流れで「八百長」というか「いかさま」行為も
発生するわけです。
相撲協会も「暴対法」の施行もあり、クリーンなイメージ作りに必死なわけですから、所属力士が違法賭博場(反社が経営
していると考えられます)に出入りするということはそのつながりから、力士が相撲賭博ひいては賭博が絡む
八百長行為に発展するのでは、と過剰反応しているわけです。

ところでちょっと考えてください。「博打は違法」と法律で決まっています。しかし世の中には競馬など公営の
「賭博」があり、これは「お上が運営しているから」という理由で?合法とされています。
またパチンコは玉を換金するシステムができていて裏合法化されています。
また町中の雀荘では皆さんお小遣いのやり取りをしています。

英国では「ブックメーカー」という賭けの総元締めが合法的に存在しており、あらゆることを賭け事の対象としています。
米国やマカオのカジノも合法で、日本政府は日本にもカジノを作ろうとしています。

そういった中で「何で相撲やプロ野球を賭けの対象にしてはいけないの?」という素朴な疑問が浮かびます。
有馬記念で大好きなエフフォーリアの馬券を買うのが合法で、知り合いの(多分反社の方)が運営する野球賭博で
ヤクルトの勝利に賭けるのが違法か?お上がやるから合法で私的なものは違法か?
それなら一層カジノ同様、お上主催の「ブックメーカー」を財務省の下部組織にでも作って運営し、
税収を補ってはいかがでしょうか。
そうなるとまたまた相撲協会・NPBも含め、賭けの対象になりそうな業界は皆八百長対策に大わらわ、
ということになりそうです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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