開幕から5カードの総括
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
4月10日の巨人戦でヤクルトは5カード14試合を終え7勝7敗の5分で首位広島とは3ゲーム差です。
この時点で貯金6と5で広島・巨人が1・2位。
直近のDeNAー中日3連戦がコロナでお休みの間、ヤクルトは勝ったり負けたりで5位になったりしましたが、
結局この2チームと勝率5割で3位にならんでいます。
そして一人阪神が1勝12敗という目も当てられない成績で最下位を堅守しています。
この阪神は開幕前に矢野監督が今季限りの退任を宣言し、私はこのブログでもこの発言により「阪神畏れるに足らず」と
述べましたが、一部の評論家先生は阪神依然優勝候補に挙げている方も散見されました。
確かにチーム力では阪神は抜けていたかもしれません。しかし昨年の好成績の大きな原動力の一つだった
守護神スアレスが抜けて、ヤクルト戦ではよく打っていたサンズも抜け、昨年活躍した佐藤・中野・伊藤の3ルーキーの
2年目のジンクスはどうか、という事よりも何も、指揮官が「僕は来年はいないからねぇ」なんてシーズン前に宣言しては
選手のやる気はダダ落ちのはずです。
しかしまさか阪神かここまで崩れるとは。確かにこのチームは人気では巨人と競いますが、弱いときは本当に
「ダメトラ」なんてよく言われていたものです。
逆に巨人は昨年が原監督の契約3年目で、しかも後半の失速ぶりからの、まさかの契約更新でした。
しかも宮本投手コーチのようなタレントみたいなピッチングコーチがいなくなって、理論派の桑田投手コーチとなって
若手投手がブレークしました。
大勢(ドラ1)や赤星(ドラ3)に2年目の山崎伊織、3年目ですが実質一軍初登場の堀田など一軍で実績の無い投手が
先発や守護神で大活躍しています。他にも5年目ですが大した一軍の実績の無い鍬原投手もセットアッパーとして不動です。
これだけニューフェイスが活躍するということは逆に言えば今までの投手達どうしたの?ということです。
この特にルーキーの活躍を見るにつけまたヤクルトのスカウト陣の悪口を言いたくなります。
しかしこのニューフェイス頼りの巨人快進撃がいつまで続くかは見ものです。
そこでヤクルトです。
開幕から去年の日本シリーズMVPの中村捕手を欠きました。この選手は2年前も故障でほとんど使い物にならなかった
ヤ戦病院の常連客ですから、私は高く買っていません。
シーズンが始まってからも今年のエース格と期待された奥川が初戦の巨人戦でどこか故障して登録抹消です。
この投手も入団時からのヤ戦病院のお得意様です。
更に開幕からホームランを量産し今年は何本打つの?と思われたサンタナも故障です。
決して楽な投手陣ではないのに小川・石川も登録抹消です。
この二人は故障ではなくファームで調整ということでしょうか。
今のところ元気なのは高橋と原樹理・高梨位です。
あとは初先発で散々だったサイスニードはまだ一軍にいます。
12日の広島戦はサイスニード、13日はは二軍から上がってくる新外国人のスアレスでしょうか。
とにかく先発の数が足りません。
しかしここまで各先発投手は開幕の小川(3回4失点)以外はそれほどボロボロに崩れた投手はいません。
ブルペン陣はマクガフは今のところほころびを見せていませんが、清水・梅野は決定的な一発を浴びて敗戦投手です。
昨年の「7回の男」今野をコロナで欠いたままです。
石山も不安定で、木澤位でしょうかがんばっているのは。この木澤も僅差の勝ちパターンで同様のピッチングが
できるかは?です。
田口が不思議なピンチセイバー的な活躍を見せています。
打線はサンタナを欠いて全般的に低レベルです。
山田が4本、村上が3本本塁打を放っていますが打率は.260 .255と低調です。どう見ても好調とは言えません。
開幕から好調でとうとう西浦を押しのけてショートのポジションを掴んだかに見えた今年のブレーク男の
長岡もちょっと当たりが止まっています。(最近6試合で3安打)
今年ブレークが期待された内山壮と濱田は.125 .222と尻すぼみです。
オープン戦から調子を維持しているのは塩見くらいでしょうか。
こう見ると良い事より悪いことの方がずっと多い現在のヤクルトです。
これで勝率5割、3位ですから良しとすべきでしょう。
今後のポイントは山田・村上・小川はそれなりに調子を上げてくるはずです。
あとは故障中の奥川・サンタナ・中村・今野の復帰。
スアレス・コールの両新外国人投手がどこまでやってくれるか、というところでしょうか。
長岡・濱田・内山壮・木澤は一本立ちするまでじっと我慢で使い続けましょう。
あとは金久保他の新戦力が出てこないととても元気な巨人・広島と渡り合うことはできません。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています