阪神外国人選手を大リストラ

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

クライマックスシリーズで惜しくも？ヤクルトに敗れた阪神。
シーズン前に矢野監督が今シーズン限りを表明するなんておかしなことをした余波で、開幕はぼろぼろ、
ダントツの最下位を当初走っていましたが、戦力・地力はあるので原巨人の自滅にも助けられ、
シーズン負け越しながら3位に入り、クライマックスシリーズに参戦。阪神ファンがスタンドで「掟破り」の六甲おろしを
大合唱にも拘わらず、DeNAには勝ちましたが、セリーグの王者ヤクルトには歯が立たず3連敗、3戦目は自滅的な敗北で
終戦でした。
このチームは関西を地盤として伝統的に東の巨人・西の阪神とファンの支持を集めて巨人・阪神戦などは未だになぜか
アナウンサーが「伝統の一戦」と訳の分からん形容詞を付ける謎の球団です。
さてこの伝統の阪神が矢野監督の退団に伴い岡田新監督を発表しました。
それに伴い、というわけではないのでしょうが、今シーズンの阪神の活躍に貢献した？外国人選手を大々的にリストラしました。

今期阪神には期中に解雇されたチェン・ウェインを含め8名の外国人選手が在籍しましたが、ケラー投手を除いて
全員解雇してしまったわけです。
確かに今年の阪神を見ると年間通して活躍した選手はいなかったような気がします。

それでは各外国人選手の成績と対ヤクルト戦の数字を見てみましょう。

ケラー：34試合、32.2回、3.31、3勝2敗、5H、3S
ヤクルト戦：5試合、4.2回、11.57、1勝1敗、1H
中継ぎは1試合でも打ち込まれると大幅に防御率を下げます（ヤクルト戦）。しかし特に後半は強力中継ぎ陣の
一角を担って頑張りました。

アルカンタラ：30試合、38.1回、4.70、1勝3敗、17H、1S
ヤクルト戦：6試合、5.2回、1.59、3H
昨年は先発なんかもやっていました。今年は中継ぎメインで頑張っていたのですが。

ガンケル：16先発、92.1回、2.73、1完投、8QS、5勝5敗
ヤクルト戦：4先発、22回、1.64、2QS、1勝1敗
2年前は大したことが無かった投手ですが、昨年突如開眼、青柳と並んで山田の天敵でした。
今年も抑えられていましたが、故障で途中から外れてそのままでした。ヤクルトにとっては助かったような。

ウィルカーソン：14先発、70.2回、4.08、5QS、5勝5敗
ヤクルト戦：1先発、6.1回、1.42、1QS、0勝1敗
夏場まで大活躍でしたが、そこまででした。

ロハス・ジュニア：211打席、.224、9本塁打、27打点
ヤクルト戦：33打席、.154、2本塁打、7打点
鳴り物入りで韓国から来ましたが、その片鱗を見せることなく退団です。

マルテ：102打席、.256、1本塁打、11打点
ヤクルト戦：35打席、.281、1本塁打、2打点
昨年までは阪神のクリーンナップに座るパワーヒッターでしたが、故障には勝てませんでした。

ロドリゲス：70打席、.154、2本塁打、9打点
ヤクルト戦：14打席、.231、1本塁打、3打点
米メジャー・３Aとオリックスを行き来し、今期途中から阪神入り、目立った活躍もないまま、退団です。

上記の選手の内、辛抱強く使えばとか怪我が治れば、という選手もいるように思いますが、巨人と並んで
外国人選手使い捨ての阪神です。来期はどのような選手が入団するか。特に野手のテコ入れは補強上欠かせないところですが、
このところドラフトで即戦力を獲得している阪神です。岡田新監督の戦略はどうなのでしょうか。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています