9月30日対DeNA 田口のやる気
ヤクルト2‐4DeNA(ヤクルト10勝:DeNA14勝:1分け)
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
とうとうやっちまいました。ヤクルトがDeNAに負け中日が巨人に勝ち、とうとう最下位が入れ替わりました。9月はヤクルトが8勝15敗と相変わらず大きく負け越したのに対し、中日は9月は12勝10敗2分けと健闘しました。中日が来季に向けてちょっと希望の光が見えてきた感じなのに対し、ヤクルトはお先真っ暗です。
昨日はもうあと数試合なので投げやりなのかどうか、おかしな采配が見えました。
6回までDeNA打線を0封していたヤクルト先発のサイスニードを81球しか投げておらず3被安打1与四球でなぜか7回に石山に代えます。2‐0でリードを奪い、本来なら絶対に負けられない一戦の筈です。
その万全だったサイスニードを今期不安定というか7回のマウンドをとても任せられるとは思えない石山を送り出したわけです。案の定村上の失策も絡んで同点にされてしまいます。
そして同点の7回裏、ノーアウトから長岡が出塁すると高津監督は代打に荒木を送ります。
今期限りで引退を決め、昨日は引退試合でした。普通このように引退試合の選手に重要な場面で代打になんか出しません。試合が決まった最後の最後に形だけ出場させ万雷の拍手で送り出すのが普通のような気がします。
私はてっきり荒木に送りバントを命じるものと思っていました。今期イースタンでも.230、一軍での実績0の選手です。強行させ三振です。荒木選手は9回にも打順が回ってきました。9回表に逆転され2‐4となった1アウトのシーンでここでも高津監督は代打も出さずそのまま打たせ右フライでした。ボクシングでファイティングポーズを取らずガードを下げて戦っているような印象です。
9回表には2‐2で延長も見えるシーンでしたが、ここで田口を出します。田口は宮崎にヒットを浴び、ソトの2ランホームランで終戦でした。昨日の田口の立ち位置は9回を0で抑えて裏にヤクルトが得点サヨナラで勝ち投手または打線が得点できず延長に入ればホールド、失点すれば負け投手になるかも、というどう転んでもセーブはつかない登板でした。
この田口という投手は気合で投げるようなところもあり、大きく勝っているところでの登板では結構失点したり、1点差で勝っているシーンの登板では相手を切って捨てるような投球をします。
先日も9月18日の巨人戦、3‐3同点のシーン、12回裏の登板であっさりサヨナラ打を打たれます。田口としては引き分けで試合を終えるか、打たれれば負けという、セーブとは関係のなく、実にインセンティブの働かない登板だったわけです。
これでヤクルトが上位を争っているような1引き分けに意味のある当番ならばともかく、下位が決定してここで1勝しようが1敗しようが大勢に影響のないところでは力が入らない投手のようです。
田口投手は多分来期もクローザーを務めるのでしょうが、高津監督もこの投手の使い方を誤らないようにしないと、このようなことが再々起こりそうです。
上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びTahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています