海外志向
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
プロ野球はいよいよオープン戦が始まりました。
女子ゴルフは今週からトーナメントが始まっています。
つい先日まで北京で冬季五輪が開催され、カーリングやフィギュアスケートに一喜一憂していたのに、
一転して球春です。
さてNPBからは広島の鈴木誠也が米メジャーにチャレンジしようとしています。前評判ではかなり高値が付くような
話しでしたが、メジャーはストライキが解決せず、このままではオープン戦どころか公式戦も開かれるのか、不透明な
状態が続いており、鈴木誠也のポスティングどころではなくなっています。
一方女子ゴルフでは今年から古江彩佳が米国ツアーに参加しています。
米ツアーには畑岡奈紗が2018年から参加しており、すでに5勝しており、一定の地位を占めていますが、
渋野日向子は苦戦しており、古江も飛距離の差はいかんともしがたく、果たして米国で続けられるか?です。
なぜアスリートは海外を目指すのか?
例えばスキージャンプなんて競技があります。これは基本日本国内のマーケットだけでは一流選手が満足できる
お金を稼げないので必然的に世界に出て勝負する必要があります。
野球で言う社会人選手は企業に就職し、そこのチームに所属、半分その会社の仕事をしながら野球を続けているわけです。
基本サラリーマンですから机を並べている他の社員と収入はそれほど変わらないはずです。
それがNPBのドラフトにかかれば、社会人時代の数倍の収入となり、更にプロとして活躍すれば、何十倍、何百倍の
収入もありえます。そこから米メジャーに行けば例外もありますが、基本的に年俸がまたまたドンと跳ね上がります。
メジャーに挑戦するNPBの選手は必ずしもお金だけではなく、子供の時からの夢だったとかもありますが。
女子ゴルフも同じです。日本のツアーでは優勝賞金が数千万円ですが、例えば全米女子オープンは2億円になります。
プロ野球の場合はチーム競技で年棒が約束されていて(一部出来高もありますが)ある意味試合をこなしていけばよいのですが、ゴルフツアーの場合は勝ってなんぼです。予選落ちすれば賞金ゼロで、足代・ホテル代自分持ちです。
優勝できなくともある程度頑張らないとそれこそ尻尾を巻いて、日本に戻らなくてはなりません。
一時よりプロ野球でもゴルフでも米国に亘る選手が減ってきたように感じます。
現在渋野日向子も古江彩佳も日本で稼いだ(渋野は全英女子オープンの優勝賞金もありますが)賞金が米国ツアーに
参戦する原資になっているのでしょうか。
あまり詳しくないのですが、サッカーの場合は日本にもJリーグという立派なマーケットがあります。
しかし日本のJリーグ選手で億を稼ぐのは日本人選手では14人程度です。NPBでは外国人選手を除いても70人程度が億の年俸を稼いでいます。
久保建英選手なんて19歳で3億円です。やはりサッカーは海外の方が段違いに年俸が高いようです。
これはマーケットの大きさの違いでしょう。
基本皆さんプロである以上、自らのプレーを披露して、その対価として年俸なり賞金を稼ぐというのは理にかなっています。
夢もあるでしょう。しかしなぜ米メジャーや米国ツアーに行くことが夢になるかというと片方に高額の年俸や賞金があり
それを目指して世界中からトッププロが集まり競うことが夢の実現と言えるような気がします。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています