連敗ストッパー

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

昨日の阪神戦は降雨中止となりました。

さて以前にも書きましたが、8月6日のNHKサンデースポーツで3度の三冠王獲得と中日監督として黄金時代を築いた落合博満氏がエースの条件としてその投手がいかに多くの貯金(勝ちー負け)を作るかとチームの連敗を止める力と仰られました。
本来エースの条件としては「沢村賞」の選考基準の7項目(防御率2.50以下・投球回数200イニング以上・登板数25以上・完投数10以上・勝利15以上・勝率6割以上・奪三振数150以上)があるのですが、上記の落合説は新しい判断基準です。
例えばヤクルトの小川投手は2013年のルーキーイヤーに16勝4敗という成績を上げ12も貯金をもたらしていたわけで、この年小川は立派な「エース」だったわけです。
もう一つの基準「連敗ストッパー」ですが、ヤクルトは今年は大きく負け越しており、従って連敗も頻発しているわけです。それらの連敗を誰が止めたかチェックしてみましょう。5連敗以上のケースをピックアップしました。

4月22日‐29日 7連敗を30日に吉村が止める。
5月16日‐30日 12連敗を6月1日にサイスニードが止める。
6月13日‐18日 6連敗を20日に先発金久保・勝利投手山本で止める。
7月23日‐28日 5連敗を29日に小川が止める。
8月22日‐30日 7連敗を31日に小川が止める。

4月30日は阪神戦4‐2で勝利。吉村が6回1失点と力投。
6月1日は日ハム戦5‐0で勝利。サイスニードが7回無失点。
6月20日は楽天戦で13‐0の大勝。ヤクルト先発の金久保はノーヒットですが、5四死球とノーコンぶりを発揮、楽勝の試合でしたが、4回で降板させられました。その後3番手で2イニング投げた山本に勝ちが付いたわけです。
7月29日はDeNA戦で5‐3で勝利。小川が7回2失点でした。
8月31日は中日戦で6‐1の勝利。小川が8回1失点でした。

こう見ると5回あった大型連敗ですが、4月30日の阪神戦はともかく、あとは比較的強力ではない対戦相手で連敗脱出したということと、泥沼の12連敗をストップさせたサイスニードとあと2回連敗ストッパーとなった後半戦の小川が少ないサンプル数ですが、エースと呼ぶにふさわしい働きをしたと言えるのでは。

連敗ストッパーという面から見ると、今シーズンのヤクルトは大きな連敗が5回ありそのうちの2回は小川が止めていますが、12連敗を止めたサイスニードも今年1年を通じての健闘ぶりが光ります。更に優勝チーム相手で連敗ストップしたルーキー吉村投手も力を感じさせます。特に5月の12連敗時などはチーム全体に負け犬根性が蔓延し、全然勝てる気がしないところのサイスニードの好投です。これもなかなかできない仕事です。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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