ドラフト重複指名
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
今年のドラフトでは大卒の4選手に12球団の指名が集まったわけで、ちょっと驚きました。
別に統計があるわけではなく、この4選手がこの先のNPBを背負っていく存在になる保証もない(なっていただきたいものですが)わけです。
今回はそれぞれ5球団・4球団・2球団とヤクルトの単独指名だったわけですが、過去の重複指名はどうだったか、そこでヤクルトはどうだったかなんて今日は検証してみます。
私はこのブログで何度もドラフトで重複指名してくじ引きになることの愚を強調しています。何球団もが競合するということはやはりその選手の将来性を多くの球団が確信しているということです。
球団にとってはドラフト会議はチームを強化するための年に一度だけの重要なイベントです。
さてそのドラフトで現在までの1位指名競合球団が多かった方から見てみましょう。
1位は1989年の野茂投手(新日鉄堺)です。実に8球団が1位指名で(ヤクルトも含む)近鉄がくじを引き当てました。その後の日米での活躍を見るにつけ8球団の競合が本物だったと思わせます。
その翌年の19990年では亜細亜大の小池投手にも8球団が競合し、(ヤクルト含む)ロッテがくじを引き当てましたが、小池は入団を拒否しました。小池投手はその後プロに入りますが、けっきょくNPBでは51勝と大成したとはいきませんでした。
3位は7球団競合で1995年の福留(高卒)でこれもヤクルトはくじを外し、近鉄が引き当て、福留は入団拒否しました。
その後社会人経由で中日入り、後にMLBにも行きました。
もう一人の7球団競合は2017年の清宮です。ここでもヤクルトはしっかり例によってくじを外しましたが、外れ1位で村上をゲット。差し引きプラスとなりました。
1979年は早稲田の岡田(前阪神監督)内野手に6球団(ヤクルト含む)競合し阪神が引き当て。
他に6球団競合は結構あり、1985燃の清原(西武がゲット)、07年の大場(ソフトバンクが落札)09年の菊池(ヤクルトも入札しましたが、西武が落札)
以上のようにランキングに入るような多数球団の1位競合では結構ヤクルトも参加していますが、ことごとく外しています。
これは籤運という前に単なる算数の問題です。
記憶に新しいところでは2019年に3球団競合で奥川を引き当てたことくらいです。
1995年には2球団競合で明治大の高山を指名し、くじを引いた当時の真中監督が当たったと勘違いし、万歳するというヤクルト球団史に残るボケをかましたくらいでヤクルトはくじを良く外します。よしんば2球団で競合して丁半博打のようなことをするくらいなら、評価的には一枚落ちても準レギュラークラスの選手や将来の金の卵を単独指名する方がよほど理にかなっているとけんちゃんは思いますがどうでしょう。
Yahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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