セパの違い、盗塁数

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

なぜセリーグとパリーグにここまでレベルの違いが生まれたか?
先日はその一因を与死球の差から検証してみました。
本日は盗塁数から探ってみましょう。

ご存知のように盗塁はうまくいけば強力な武器になります。
山田哲人が四球で出塁、すかさず二盗を決め、送りバントで3進、
3番青木の犠飛で1得点と、ノーヒットで相手のエラーなくして点が入るという
素晴らしい戦法です。
しかしこの盗塁には常に盗塁死というリスクをはらんでおり、
何が何でも走ればよいというわけではありません。

そこで今シーズンのセパの盗塁数はセリーグ362盗塁に対し、パリーグ513盗塁とこちらも圧倒的に
パリーグ上位です。

パリーグの盗塁ランキングは
1位 周東(ソフトバンク) 50盗塁 6盗塁死 (盗塁成功率 .892)
2位 西川(日ハム) 42-7 (.857)
3位 和田(ロッテ) 23-3 (.885)

セリーグでは
1位 近本(阪神) 31-8 (.795)
2位 増田(巨人) 23-8 (.742)
3位 堂林(広島) 17-4 (.810)
ヤクルトでは
6位 塩見 13-2 (.867)
8位 村上 11-5 (.688)
11位 山田 8-4 (.667)
11位 山崎 8-9 (.471)
17位 エスコバー 6-7 (.462)

面白い結果です。
パリーグのトップ2は盗塁の絶対数がセリーグの選手より上回っているばかりではなく
盗塁成功率でも9割近い数字を残していることです。
ヤクルトは塩見を除いては寂しい成功率が並んでいます。
思い起こすのは1昨年から昨年にかけて山田哲人が連続38盗塁成功と言う日本記録を打ち立てたことです。
ことほど左様に山田哲人の盗塁技術は素晴らしいものがありました。
その山田選手も今シーズンはコンディション不良から盗塁面でも寂しい数字に終わりました。
盗塁はもちろん足が速いということは必須ですが、プラスいかに投手との駆け引きで、その
タイミングを盗むかが重要です。山田選手はこれにたけていたというわけです。

その昔前回の東京オリンピックで陸上100M走の日本代表だった飯島秀夫がその足を買われ、ロッテに入団しました。
本当の代走要員でしたが、3年間で23盗塁に終わりました。(盗塁死17)
足が速ければよいというわけではない、良い見本です。

今年のセリーグのチーム別盗塁数は
巨人 80
阪神 80
ヤクルト 74
広島 64
中日 33
DeNA 31

パリーグは
ソフトバンク 99
オリックス 95
ロッテ 87
西武 85
日ハム 80
楽天 67

やはり優勝チームは盗塁数もトップです。
ヤクルトも盗塁数では頑張りました。
来年は塩見・山田を中心として走り、それを両外国人選手と村上が帰すという、
つながりにあるヤクルト強力打線の復活を切望します。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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2件のコメント

  • 塩見くんの成功率が凄い。
    怪我さえなければ楽しみな選手だと改めて感じる成績ですね。
    晃大朗くんも成功率上げて欲しいです。

    • ヤクルトファン様
      コメントありがとうございます。
      塩見選手の盗塁成功率はセリーグで1位という記事も読みました。
      オープン戦辺りでは、ひたすら塁に出たら走るという感じでしたが、
      盗塁技術も長足の進歩のようです。
      山崎選手もスピードはあるので、あとは投手のタイミングを盗む勉強ですね。
      ヤクルトけんちゃん

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