じたばたしないと 9月2日ヤクルト―巨人

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

天下分け目の決戦と私が勝手に名打ったヤクルトー巨人の3連戦でしたが、結果は巨人の強さ・底力を
まざまざと思い知らされました。
事前の情報で巨人先発予定の菅野・山口が絶不調、丸も不調ということで、これで5分以上で戦えるなんて考えたのが甘かった。

底力の違いの典型が1・2回の攻防です。
1回ヤクルトは巨人先発の山口を攻め、ではなく2四球と青木のぼてぼての投手へのゴロを山口がゲッツーを焦り
二塁へ悪送球という、いわば山口俊の一人相撲によるヤクルト絶好のチャンスです。
普通なら最低でも2得点、うまくいけば一気に山口をKOなんて取らぬ狸の皮算用です。
私が常々言うノーアウト満塁は点が入らないという「プロ野球あるある」ケースです。

初回ノーアウト満塁で打席には4番村上です。あれっ、こんなシーン今年何回も見ました。
多くのケースで村上は三振とか凡打に終わっています。
結果村上はぼてぼての二塁ゴロで、ゲッツーは逃れ、1得点はできましたが、続くオスナ・中村が
凡退で、頂いた大チャンスに最低限の1得点で終わりました。

虎の子の1得点ですが、2回にいきなり巨人の4番岡本がさらっと石川から特大のホームランを放ち
同点です。

同じ1打点づつですが、ここに岡本セリーグ1位の89打点、2位村上74打点の差が出ています。
この2人の前を打つヤクルト・巨人のメンバーの力量の差はあまりないと思いますので、
結局は打点を稼ぐチームバッティングができるか、複数ランナーがいる時に長打を打てるかという
差がそのまま打点王争いの数字に表れています。

総合的な投手力では巨人が圧倒的に強いわけで、打力で凌駕しないと巨人の上に行くのは
難しい、ということです。

クローザー勝負ではヤクルトマクガフと巨人ビエイラが二人ともサラッと失点し結局2-2の引き分けに終わりました。

初戦はヤクルト先発小川がコロナから回復しきっておらず、続く坂本・吉田大喜も火だるまで、
せっかく巨人先発のメルセデス・中継ぎの高梨・デラロサを攻略したにも関わらず、
孝行息子の稼ぎ(打撃陣)をぐうたら親父が湯水のように浪費する(投手陣)という構図でしたが、
2戦目は今年絶不調の(はずの)巨人菅野に手も足も出ず、ヤクルト先発の好投高橋がまたまた涙でした。
そして昨日の引き分けです。
あわよくば首位奪取なんて目論んでいたのが甘かった。
ひとえに菅野・山口を中5日で投入したり、不調の丸を1番に入れたり、吉川を3番に抜擢とか、
巨人原監督はとにかく動いています。
一方高津監督は固定の先発メンバーを変えず、ずっと当たりが止まっているオスナを5番に据え続け
(昨日やっと2点目の元となる二塁打を放ちましたが)それまでは散々ダメぶりを露呈しています。
王様巨人に対してヤクルトはチャレンジャーです。無駄に動けばよいというわけではありませんが、
層の薄い選手層のヤクルトで持ち駒(ファーム・育成も含め)をフルに使ってじたばたしないと
とてもではありませんが、巨人や阪神には勝てません。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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