なぜ選手が来日できないの | ヤクルトスワローズ愛一筋半世紀

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ヤクルトは新外国人選手のサイスニード・オスナ・サンタナ・バンデンハークが来日の目途が立っておらず、
早くも高津構想に黄信号です。替わりに内川選手がフル稼働ですが、山田・青木・坂口のベテラン組が
今一で、先発投手陣は小川以外は総崩れのとほほ状態です。

以前から、来日できる選手（ヤクルトではマクガフ・スアレス）とできない選手がいて何故かな、と思っていました。
例えばマクガフたちはいわばビザの更新（再雇用）なのでOK。新外国人選手たちは新規のビザを発給するので、
現在はストップ状態。なのかと思っていましたが、広島のクロン選手は新規ですが、オープン戦でしっかり
活躍しています。

かたやDeNAなどは一人も来日していません。その中にはソト選手やオースティン選手のように再契約した選手も
含まれています。

しかし3月17日付日経新聞の記事ですべてがクリアーになりました。
まず外国人選手は興業ビザを取得しなければなりません。
現在の緊急事態宣言中は基本すべての外国人の入国及び新規のビザの発給がストップされているため、
基本新外国人選手は入国できません。

ではなぜクロン選手は入国できているかと言うと、危ないと見た広島は緊急事態宣言前の1月初めにクロン選手を
来日させていた。ということです。広島は先を見る目があったという事です。

次になぜマクガフ・スアレスが来日できたかというと、基本外国人選手は毎年新規ビザで入国すべきところ、
裏技で翌年の再雇用が確実な選手は資格更新により再入国できるという事です。
マクガフ・スアレスは昨年離日時にヤクルトから再雇用の確約を得ていたので、この裏技を使用。
DeNAはあくまで出入国在留管理庁のご意向に沿って、新たなビザの取得を外国人選手全員に適用したため、
再雇用の選手まで来日できていない、ということです。

広島の危機管理対応の素晴らしさとDeNAのお粗末さが目立ちます。
ヤクルトも経営陣に危機管理能力に長けた人物がいれば、文句を言わせず新外国人選手をさっさと
来日させて、箱根の温泉にでも隔離という名目で、遊ばせておけばよかったのに、
後悔先に立たず、です。

と文句を言っている間に、緊急事態宣言の解除とともに、プロ野球とJリーグの外国人選手の来日許可が
下りました。スポーツの公益性を考慮し、「特段の事情」があるとしての許可のようです。
「スポーツの公益性」？？？です。
やはり東京オリンピックに向けての政府の布石の一つでしょうか。
確かに外国人選手が不在で困っているチームも多々あります。
しかしすでにオープン戦などが行われ今週はプロ野球公式戦が開幕します。
なぜプロ野球とJリーグに政府は特別扱いをするのでしょうか。

日本には外国人技能実習生制度というものがあって、農業・工場・介護など単純労働で（すみませんこれらの
仕事を馬鹿にしているわけではありません）日本人の働き手が足りない産業が技能実習と言う名のもとに
単純労働者を多く入れているわけです。
安い給料で、住まいもタコ部屋のようなものだったり、現代の奴隷制度とも一部では言われています。
この制度の良し悪しの問題はさておいて、この鎖国状態の日本に技能実習生が来日できず、
多くの農家・漁村・工場他で人手が足りずしばらく前から悲鳴が上がっていました。

プロ野球はなんとか外国人選手抜きでも（迫力とか盛り上がりに若干欠けても）何とか興業は
行えるわけですが、働き手のいない農家他では、どうにもならないわけです。

菅総理はなんとしてもオリンピックを開催したく、その第一歩となる3月25日からの聖火リレーを
スタートさせるために、緊急事態宣言を強制的に？解除したという話もあります。

上記の技能実習生以外にも日本に入れず（留学生とか）困っている業界・人々は大勢
いると思います。
緊急事態宣言に伴う鎖国は国民の命を守るための当然の措置ですが、解除に伴い
特例（例外）を認めるのはいかがでしょうか。
先日菅総理がアメリカのバイデン大統領に会うために、当たり前のような顔をして、まだ高齢者は一人も
受けてないコロナワクチン接種を受けていました。いったい何の特権でしょうか。
アメリカの大統領に呼ばれてポチのように尻尾を振ってアメリカに行く必要がどこにあるのでしょうか。
今こそズームで会議をすれば用足りるわけで、わざわざ全国の高齢者をさておいてワクチン接種を受けて、
高い費用をかけて、多くの取り巻き（この取り巻きには高齢者ではないメンバーも当然いて、彼らも当然の様に
ワクチン接種を受けるはずです）を連れて米国に行くなんてナンセンスの極みです。

私は基本、特別とか例外には反対です。ヤクルトの新外国人選手が来日できるのは喜ばしい一面、
いいのかな？という疑問もわきます。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています