ヒットとは?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
いよいよ非常事態宣言が全国に広がりそうです。本当にゴールデンウィーク明けに解除され、
世の中は元に戻るのでしょうか。
一律10万円支給は良い話です。元気が出ます。
さて今日はヒットについて考えてみましょう。
ヒットの定義は打球が1塁手のグラブに収まるまでに打者走者が1塁ベースを踏むことです。
ただし打球の処理で守備側にエラーが絡んだ場合はヒットになりません。(当たり前ですが)
どんなに素晴らしい打球を放っても偶然(か意識してか)守る選手が打球の位置のいればアウトです。
ライナーや痛烈なゴロが野手の正面を突く場合です。
フェンス直撃するような打球を放ってもイチローのようなスーパー外野手に捕球されることもあります。
このように「良い当たりでもアンラッキー」を破るためにはホームランしかありません。
これではスーパー外野手も手が出ません。
逆にポテンヒットという打者にとってのラッキーがあります。
投手が「打ち取った1アウト」と思ったら、ふらふらと上がった打球が内野と外野の間に「ポテン」と落ちることです。
素晴らしい打球が野手の正面を突いてアウトになることもあれば、ポテンヒットもあります。
皮肉な話です。しかしポテンヒットは偶然の産物で意識して打てるものではありません。
強襲安打というヒットもあります。強い打球を放つと、運悪く野手の正面に飛び、余りの打球の強さに野手が
打球を弾き、その間に打者が1塁ベースを踏むというものです。
これはポテンヒットと違いヒット性の打球が野手の間ではなく、正面に飛び、野手の守備がしっかりしていれば
捕球されアウトですが、打球の勢いもしくは野手の守備力が今一のためグラブをはじいて、打球は転々と言うことです。
これはエラーと紙一重のため、公式記録員の判断でヒットかエラーの打者にとっては運命の瞬間です。
他に内野安打というのもあります。条件は打者の足が速いことです。
ぼてぼてのゴロが内野手の間に飛び内野手がやっと追いついて1塁に送球しますが、打者がいち早くベースを踏んでいたり、
守備の意表をついてセーフティーバントをするケースです。
ヤクルトならば山田哲人や塩見がバントは下手ですが、ぼてぼて内野安打はありです。
特に塩見選手は長打力もありますが、基本ともかく打球を転がし足を生かし内野安打を狙うべきです。
山田哲人もオープン戦では振り回して内野フライというケースが多々ありましたが、
球を転がすバッティングでタイミングを取り戻してはどうでしょう。
青木選手の鋭い打球が1・2塁間を抜くのをよく見ます。
安打製造機青木選手ならではで、狙って打っているのでしょう。
しかし先ほども言いましたように紙一重です。ちょっと打球が横に行けば内野手に取られます。
本塁打は確かに最強ですが、これはなかなか打てるものではありません。
NPB記録のバレンティンの60本塁打の時は439打数で145安打でした。
これは打数に対し13.7%、安打に対し41.4%です。
安打に対する本塁打率はさすがですが、7.3打数に1本塁打では効率悪いですな。
本塁打で打率を稼ぐのは骨です。
私が理想とするヒットは内野手の頭を超え外野手の前に落ちる(ポテンではなく)打球です。
これでは内野手も外野手も手が出ません。
こんなヒットを打つ名手がもとヤクルト監督、首位打者2回の若松勉選手です。
きれいに内野の頭を超えるヒットをよく放っていました。
ヤクルト歴代トップクラスの仕事人です。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています