ヤクルトの優勝マジック

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

7月の初めに一旦点灯したヤクルトの優勝マジックは、その後ヤクルトのコロナクラスターからの不振・連敗で
あっという間にマジックは消え、大事にためた貯金もみるみる減って、逆に絶好調になったDeNAの急激な追い上げで、
一時ゲーム差が4ゲームまで減りましたが、天下分け目の決戦でヤクルトがDeNAを3タテ、現在のDeNAとのゲーム差は
6.5となっています。DeNAもヤクルトに3連敗し、そのまま沈んでいくかと思えば、また勢いを盛り返しています。

ということで8月末現在シーズン残り1か月ということで、ヤクルトの優勝マジックについて検証してみましょう。

現在、ヤクルトは118試合で69勝47敗2分け、残り25試合
DeNAは114試合で61勝51敗2分けで残り29試合です。

マジックの考え方はまずヤクルトの相手チームを決めます。
普通は2位のチームが対象となりますが、マジックの算定には対戦残り試合数が大きく影響しますので、
2位ではなくても残り試合数が多いとそのチームが対象となることもあります。
ヤクルト戦の残りは
阪神　6試合
巨人　2試合
広島　4試合
中日　7試合
DeNA　6試合です。
中日はDeNAより対戦残り試合数は多いのですが、大きく離れた6位（DeNAと11.5ゲーム差）ですから対象とはなりません。

さて検証に入ります。
マジック算定の考え方は対象チームであるDeNAが残り試合を全勝するとどうなる、ということです。
するとDeNAは最終で90勝51敗2分けとなります。
DeNAが全勝するということはヤクルトは少なくとも直接対決の6試合は全て敗れるということですから
残り25試合を良くても19勝6敗となり、最終78勝53敗2分けで2ゲーム差でDeNAに劣ることになります。
現在DeNAとは6ゲーム差でDeNAに6連敗してもまだ同率であるように見えますが、DeNAは4試合多く残っており、
その5勝（2ゲーム）分でヤクルトを上回ることになります。

このマジックの計算でヤクルトにとって重要なのはDeNAが負けることです。
DeNAが2敗して後はすべて勝つと、88勝53敗2分け。
ヤクルトがDeNAに6連敗しても残りをすべて勝つのと同じ数字になります。（同率1位）
こんなことはまずないと思いますが、その場合、セリーグでは
⓵勝利数の多い球団を1位とする（これは上記の場合、勝ち負け同数なので決まりません）
⓶直接の対戦勝率の良い方を1位とする（上記では残り6戦をDeNAが全勝と仮定しているので、
最終ヤクルト12勝、DeNA13勝となりDeNAの優勝です）
万が一上記⓶も同じ場合は⓷前年度上位チームの優勝とする、となっています。

従ってDeNAがあと3敗すると、ヤクルトに優勝マジックが点灯ということになります。
（あくまで可能性でその間ヤクルトが負けないことが条件です）
このマジックの可能性の計算ではあくまで残りをすべて勝つ前提で行っているため、
今後ヤクルトが勝つことだけではなく、相手のDeNAが敗れることが重要となります。
従ってDeNAが勝ち続ける以上、ヤクルトに優勝マジックは灯らないことになります。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています