勝利の方程式
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
プロ野球には「勝利の方程式」という戦法があります。
基本は自チームが6回までにリードを奪っていれば、7・8・9回には強力な中継ぎ陣を投入して勝利に結びつける戦術です。
8回を任される投手をセットアッパー、9回を投げる投手をクローザーと呼び、セットアッパーにはホールドポイント、クローザーにはセーブが付きます。
最多セーブ賞(中日のマルティネス(43セーブ)や最優秀中継ぎ賞(セリーグ今期は阪神の桐敷と中日の松山の43HPなどNPBの表彰項目です。
近年、投手の分業化が進み、先発投手のローテーションは中6日、先発の球数は100球程度、ということで、必然的に先発投手は6回程度まで投げ、そこでリードしていれば勝利の方程式をつぎ込むというパターンになります。
発祥は90年代に巨人の嶋監督が橋本・石毛を「勝利の方程式」と呼んだのが初めのようです。
2000年代のノムさん時代に石井弘・五十嵐のロケットボーイズもヤクルト黄金時代の勝利の方程式でした。
2005年にホールドポイントができてから、この傾向は更に強まります。
2005年に阪神が優勝したときはいわゆる「JFK」(ジェフ・ウィリアムズ・藤川・久保田の勝利の方程式を阪神は抱えていました。
ちなみにホールドポイントはホールドと中継ぎの勝利を足したものです。
今年のヤクルトの「勝利の方程式」は?というと微妙です。
セーブでは小澤の11S、田口の7Sとなりますが、同じ最下位を争った中日のマルティネスの43Sとは天と地の開きです。
ホールドポイントでも大西の32HP、木澤の19HP、田口の14HP、山本の15HPととなり同じく中日の松山の43HPとはこれまた同様に「天と地」です。
ヤクルトの打力が中日に劣っていたとは思えませんが、まずは先発投手の力に加え、圧倒的な中継ぎ陣の力の差でしょう。
今期ヤクルトはクローザーの田口がこけて、替わりに小澤が台頭し守護神の役割の一端を果たしたのは収穫でしたが、ロドリゲスが終盤セットアッパーに昇格?したことも小澤に加えた収穫でした。来季に向けて、先発陣の充実はもちろん、中継ぎ陣のコマ数を増やし、もっと力を付けさせることが重要なポイントとなります。
桐敷は大卒ドラ3の3年目、松山は大卒2年目のドラ1です。
ドラフト戦略のヒントになりそうです。
Yahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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