楽天の補強
明けましておめでとうございます。ヤクルトけんちゃんです。今年もよろしくお願いいたします。
今年惜しくもクライマックスシリーズ出場を逃した(3位ソフトバンクとは1.5ゲーム差)楽天は石井監督が責任を取り?退任。来期は今江新監督が采配を振るうわけですが、石井前監督は楽天の球団取締役シニアディレクターとして球団内には留まるようです。その楽天の二軍監督は三木肇氏が留任です。その三木氏ですが2019年には楽天一軍監督も務めています。三木氏は1995年ドラ1でヤクルトに入団しました。
この年のヤクルトのドラフト入団組が凄い。ドラ2は宮出現ヤクルト二軍コーチ。ドラ3は野村克則(ノムさんジュニア)現阪神二軍コーチ。ドラ4が石井弘寿ヤクルト投手コーチ。となかなか現在もNPBの指導者として活躍しているメンバー揃いですから驚きます。しかも上記の石井前監督はもちろんヤクルトOBの大物選手です。
その三木氏はドラ1入団でしたがプロ12年で343打席、2本塁打、14打点、.195と打つ方ではさっぱりでしたが守備と走塁のプロということで12年間現役生活を送り、ついには楽天の一軍監督にまでなったということで、スター監督ではなく本当に指導者としての力量が評価されてのコーチ・監督だったのでしょう。
さてその今江楽天が動き出しました。
広島を戦力外となったターリー投手と日ハム戦力外となったポンセ投手の楽天入団が発表されました。
ターリー投手(34歳、サウスポー)はMLBでの実績は35登板で5勝1敗、3Hですが、広島では2年間で89登板、9勝5敗、1S、36H、2.39となかなかの働きでした。特に今年は44登板、7勝1敗、1S、22H、1.74ですからなぜ広島が戦力外としたか???です。
一方のポンセ投手(29歳、右投げ)はMLBでは20登板、55.1回を投げ1勝7敗、5.86で日ハムの2年間でも24先発で144回を投げ5勝6敗、3.47ですからまあまあレベルです。
両投手とも来年はNPB3年目となり、日本の野球に慣れてきて大化けする可能詩もあります。ポンセ投手は先発、ターリー投手は中継ぎですが、近年のNPBの傾向としてNPB内での戦力外から他球団に移籍してブレークする例も増えています。下手に海のものとも山のものともつかない新外国人選手を輸入するより、NPBの野球を理解した経験者の方がコスパ的にも優れている、なんてことがあるかもしれません。ましてや楽天の石井シニアディレクターや三木二軍監督はノムさんの薫陶を受けたヤクルトOBです。再生工場の腕を振るってターリー・ポンセ両投手を大化けさせるかもしれません。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています