楽天嶋捕手入団・FA人的補償
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ラグビーワールドカップが終わりました。
迫力ある試合でした。
私は早稲田出身なので、早稲田のラグビーをずっと見ていましたが、ワールドカップレベルの
ラグビーは別物というところが感じられました。いかがでしょうか。
楽天嶋捕手のヤクルト入りが決まりのようです。
中村悠平捕手も松本直樹捕手もうかうかしていられなくなりました。
来期は他に古賀・西田・井野を含め捕手ポジション争奪大戦争が起きそうです。
さてFA戦線に火がついてきました。
今のところ、⓵西武の秋山翔吾外野手31歳Aランク
⓶ソフトバンクの福田秀平外野手30歳Cランク
⓷楽天の美馬学投手33歳Bランク
⓸ロッテの鈴木大地内野手30歳Bランク
以上がFA宣言しています。
楽天則本投手・西武十亀投手はFA宣言しての残留です。
DeNAの筒香内野手はFAではなく、ポスティング制度を利用した移籍です。
バレンティンはFA宣言せず、まずはヤクルトと交渉してから、各球団(SB・巨人他)と
話し合い、最高値をつけたチームに行くようですね。
さて今日は上のリスト中AランクBランクCランクとは何でしょう。
FAした選手は基本的には他の球団と移籍交渉をしますが、移籍が決まると、
元の球団は戦力的に損をするわけですから、「見返りを頂戴」ということになります。
昨年広島の丸外野手が巨人にFAで移籍した見返りに、広島が長野外野手をゲットしたようなものです。
この見返りに誰でも持って行かれたら困るので、FAで選手を獲得したチームはプロテクトと言って
28人の取られては困る選手のリストを作成、この28人以外はだれでもどうぞ、となるわけです。
昨年の長野ケースでは、巨人にとって長野の重要度は29番目以下という事でした。
AランクとBランクには大きな違いはありません。
どちらも1名の人的補償+金銭補償がつき、その金額が少し違うだけです。
Aランクでその選手の年棒の5割、Bランクで4割です。
プロテクトの28人においしそうな選手がいない場合や、貧乏球団でお金が欲しいチームは
人的補償なしで、金銭のみの補償にします。
この場合Aランクで年棒の8割、Bランクで6割です。
Cランクには一切の補償がありません。
このランク付けはAランクが外国人選手を除く年棒トップ3まで、(ヤクルトでは山田・青木・川端です)
Bランクは4位から10位まで。(坂口・石山・雄平・石川・小川・中村・近藤)
Cランクは11位以下となります。
この補償制度には外国人選手は入りません。したがって今回バレンティン選手がFAで
どこかに行っても、ヤクルトには人的どころか1銭も入ってこないという話だったわけです。
ちなみにヤクルトは過去のFAで人的補償が生じたのは、2007年に石井一久投手がFAで西武に移籍した際に福地秀樹外野手を取ったのと、
2015年オフに相川捕手がFAで巨人に行った際に奥村内野手を人的補償で、取った2回きりです。
これ以外では一切人的補償の出入りはありません。
考えてみれば28人もプロテクトされてはそんなにおいしい選手が残っているとは思えません。
それくらいなら、と金銭補償を選ぶケースが多いのかと思います。
解せないのは1994年に広澤克己内野手がFAで巨人に移籍した際に、金銭補償のみだったことです。
当時広澤はバリバリの4番バッターでした。
相手が巨人ですからさぞや良い選手がリストアップされていたのではと思いますが。
ヤクルトはこの94年こそ4位でしたが、野村監督の下でヤクルトの黄金時代のど真ん中でしたから、
特に戦力的に不足していなかったのかとも思いますが、どうだったのでしょうか。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています