死球率
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
何度も言ってますが、今シーズンのヤクルトは特に与死球が多い気がしました。DeNAや阪神とトラブルになっただけに余計そう感じるのかもしれません。
実際どうだったか見てみましょう。
与四球の多い球団順です。最後はチーム防御率です。
巨人 64与死球 3.39
ヤクルト 63、3.66
中日 51、3.08
広島 43、3.20
DeNA 43、3.16
阪神 42、2.66
これはきれいに傾向が表れています。
チーム防御率セリーグの阪神が最小与死球です。
逆に防御率ワースト2の巨人とヤクルトが与死球でもワースト2となっています。
阪神の強力投手陣はコントロールが良いから四球も与えず、打たれない。
巨人とヤクルトはその逆ということが言えそうです。
パリーグを見てみましょう。
ソフトバンク 62与死球、3.27
西武 59、2.93
オリックス 54、2.73
日ハム 50、3.08
ロッテ 46、3.40
楽天 39、3.52
おやおやこちらはセリーグほどはっきりとした傾向はみられません。
しかし与死球数最小の楽天がチーム防御率も最低です。
一つ言えそうなのは、パワーピッチング全盛のパリーグでコントロールが悪いゆえに死球を与えることを怖がる楽天投手陣は相手打者の内角を攻めきれず打たれているなんて考察はどうなんでしょうか。
それでは個人の与死球を見てみましょう。
セリーグの与死球ランキングです。後の数字は投球回数と与死球率(回数÷与死球数)(何イニングに1個死球を与えるか)
九里(広島)10与死球、174.1回、17.4回/死球
高橋宏(中日)9、146回、16.2回
小澤(ヤクルト)9、101.1回、11.3回
青柳(阪神)9、101.1回、11.3回
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高橋(ヤクルト)6、101.2回、16.9回
松山(中日)6、35.1回、5.9回
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サイスニード(ヤクルト)3、135回、45回
面白いですね。小澤投手は与死球数ではセリーグの2位ですが、1位の九里投手や高橋宏投手を与死球率では大きく上回っています。阪神の青柳投手も小澤投手と同じ与死球率です。二人ともサイドスローという共通点は偶然でしょうか。
また決してコントロールが良いという感じがしないサイスニードですが、与死球は驚くほど少ない。ということはあまりえげつない内角攻めをしないということでしょうか。
もう一人驚くのが中日の松山投手です。昨年の育成ドラフト1位で入団。8月からセットアッパーに座り、36登板で1勝1敗、17H、1.27と大変な成績を残しましたが、投球回数35.1回で6与死球、与死球率5.9回とものすごい数字を出しました。
188㎝の長身で力任せに繰り出すボールの抑えが利かなかった、というところでしょうか。
死球一つをとってもいろいろと面白いことがわかります。
上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています