現役ドラフトどうでしょう?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

昨年NPBでは現役ドラフトという新たな試みを行いました。
球団に囲われたまま飼い殺しではありませんが、いろいろな理由で一軍で活躍するチャンスに恵まれない選手に光を当てようという制度です。
昨年の第1回目は各球団から現役ドラフトに出す選手を最低2人リストアップし、これに対し全球団が「この選手が欲しい」という指名を行い、最も多くの指名を集めた球団が一番札で、好きな選手を取ります。そこで取られた選手のチームが2番目に欲しい選手を指名して、どんどん進め、各球団最低1名は獲得しなければならない、という非常に優れたシステムをNPBは考え出したわけです。
何が優れているかというと自チームが欲しい選手を指名するにはまず自チームから他球団が欲しがりそうな魅力ある選手を現役ドラフトの提出リストに載せなければならない。ということです。
他球団に良い選手を取られたくないため余り期待していない選手をリストアップすれば、当然そのチームの指名順位は下位になり、したがって残っている選手もあまり魅力がない、ということになるわけです。
しかしそこはそれ、ドラフトでも新外国人選手でもどんなに期待しても期待はずれが往々にしてあるように、逆のケースもままあるわけです。

そこで今シーズンも昨日までで各球団ほぼ35試合訳25%程度消化した時点での現役ドラフト入団選手の通信簿を付けましょう。

成績順に並べます。
阪神 大竹投手(ソフトバンクから移籍)5先発、30.2回、4QS、5勝、0.59
中日 細川外野手(DeNAから移籍)32試合、125打席1本塁打、15打点、3失策、.301 以上A+ランク

巨人 オコエ外野手(楽天から)23試合、92打席、2本塁打、6打点、.247
広島 戸根投手(巨人から)12登板、10回、1勝、3H、3.60            以上Bランク

ソフトバンク 古川投手(日ハムから)5登板、6回、4.50
ロッテ 大下内野手(オリックスから)9試合、11打席、.000
ヤクルト 成田投手(ロッテから)3登板、3.1回、5.40
DeNA 笠原投手(中日から)1先発、3回、1敗、9.00               以上Cランク

オリックス 渡辺外野手(ヤクルトから)一軍なし
西武 陽川内野手(阪神から)一軍無し
楽天 正髄外野手(広島から)一軍無し
日ハム 松岡投手(西武から)一軍無し                     以上Dランク

なかなか興味深いものがあります。今回移籍された12人以外にどの選手がリストアップされたかや、どの球団が一番の指名権を得たのかは公表されませんので、それは置いておきましょう。

A+ランクの大竹投手も細川外野手も事前にある程度の評価を受けてはいましたが、まさかここまで活躍するとは、首脳陣も思っていなかったのでは。
阪神はもともと先発投手王国だったところに大竹投手は堂々と割り込んで、先発ローテーションにしっかりはまっています。
中日はもともと打撃が弱かったところに加え、外国人選手が思ったほどの活躍ができず、いまやすっかり中日の3番に収まっています。
あとは巨人のオコエ外野手はすっかり優等生になってオープン戦から公式戦序盤まで活躍しましたが、ちょっとメッキが剥げて登録抹消されました。
ということでA+ランクの2選手がシーズン通して活躍できるか。Bランク以下の選手たちの巻き返しがあるか、こちらも注目です。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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