登板間隔

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

NPBの投手特に先発投手には登板間隔というものがあります。日本のプロ野球の投手では中6日で先発を回すのが一般的です。
チームの試合も3連戦・3連戦と2カード続け月曜休みが普通ですから、中6日のローテーションはこれにぴったりはまります。
NPBが先発投手の中6日のローテーションに合わせてスケジュールを組むわけはありませんから、球団の方で中6日に合わせて6人の先発投手を用意すれば、これでチームのスケジュールにはまります。
ということでこの中6日のローテーションは決してスポーツ生理学や医学的な見地から先発投手は中6日空けた方が良い、ということがあったわけではなく、長年の慣習でプロ野球業界が先発投手の中6日ローテーションに合わせてきたものであることがわかります。

一時巨人原監督がエース菅野投手他に対し米メジャーは中4日でやっているから巨人の投手も中4日に挑戦しろなんて無茶ぶりをしたことがありましたが、これはうまくいきませんでした。しかし体力のある菅野投手が何度か中4日とか中5日に挑戦していました。
その真逆を行くのがヤクルトの高津監督です。とにかく選手を「お蚕ぐるみ」で大事に使うのが好きなようで石川投手なんてベテランは1回登板すると登録抹消しますので、必然的に中10日以上の間が空きます。ほかの投手もちょっと疲れが見えると即登録抹消で仲10日のお休み?(調整機関)となります。
しかしヤクルト投手陣なんてそもそも5・6回投げればよいところで、ほかの球団の特に強力投手陣を抱えるチームの投手のように、当たり前のように100球以上7・8回投げているのとは違い、この点でもヤクルト投手陣のひ弱さが際立ちます。

ルール上先発投手に勝ちが付くのは5回以上投げた時、QSが付くのは6回以上投げた時ですから、先発投手が5・6回投げるのは最低限の仕事です。
昭和を引きずる元大投手で解説の先生は何かというと完投・完投なんて言っていますが、今の投手の体力が落ちているのか先発が6・7回投げあとを中継ぎに託した方が勝利の確率は上がるようです。

その昔西鉄(今の西武)に稲尾和久という鉄人投手がいました。
圧巻は1958年の巨人との日本シリーズです。
稲尾は第1戦第3戦に先発、雨天で中1日空いて第4戦も先発、第5戦は4回からリリーフで勝ち投手。
第6戦・第7戦は完投勝利だったわけです。
今の時代なら選手会からクレームが入るハードな仕事ぶりです。
これは極端としても昭和の大エースは期待に応えてどんどんマウンドに上がり、中〇日なんて感覚はなかったようです。
価値観とか考え方は時代とともに変わるわけで、今は中6日の先発ローテーションでプロ野球業界が回っているわけですから、それでよいとしましょう。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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