複数年契約ってどうなの?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ヤクルトも本日の巨人戦から山田哲人が復帰。
先発予定はお待たせしましたの支配下に戻った山野(サウスポー)です。大変楽しみな久々の登板ですが、山野先発の理由が本来先発予定だったピーターズに「アクシデントがあった」という話ですから一概に喜んでばかりもいられません。
ピーターズに何があったのでしょうか。

さて今日のお題{複数年契約」です。
近年ヤクルトは複数年契約を乱発しています。
以前はバレンティンのような大物外国人選手を引き留めるために使われていましたが、どうも外国人選手はそれに胡坐をかいて間の年はなんだかんだ言ってお休み、最終年にまた頑張るなんてこともありました。

一方の日本人選手は米メジャーを目指す例はちょくちょくありましたが、2000年以降でヤクルトからNPBの他球団に移籍したのは下記の4例です。
2000年 川崎が中日へ。メジャーに行こうとして夢破れ、中日へ。
2004年 稲葉が日ハムへ。この方もメジャーに相手にされず、でした。
2007年 石井一久が西武へ。この方はもともとメジャーに行って、ヤクルトに里帰り、といろいろと浮気性な方でした。
2014年 相川が巨人へ。もともとDeNAからFAでヤクルト入りした選手です。
他にはメジャーに行った高津と五十嵐位です。
こう見るとやはりヤクルトは居心地が良いのか、夢を追ってメジャーへ挑戦するケース以外ではみなさんヤクルトに骨を埋める例がほとんどのようです。

本来1年ごとの単年契約がNPB選手の契約ではスタンダードです。球団はあらゆる意味で圧倒的な支配力を選手に対し持っています。そのパワーバランスが崩れるのがFAです。FA権を得るにはそれなりの年月NPBで主力選手として活躍できているからこそのFA資格です。多くの場合そのチームの屋台骨になっているケースが多く、球団としては手放したくないわけですが、主導権はFAに限り選手側にあります。
選手サイドのポイントは年俸がメインです。本来1年契約で来年はどうなるかわからず、しかもサラリーマンのように60歳まで働けるわけではなく40歳現役なんてレアケースです。とすれば選手としてはちょっとでも多くの年俸を稼いで引退後のたくわえにしたいわけです。そのチャンスがFAです。FAの際には選手は大幅な年俸アップに加え複数年契約という将来の身分保障もゲットできるわけです。

ヤクルトの複数年契約乱発は2020年のオフが契機です。2年連続最下位に沈んだヤクルトはオフに打の主軸山田、エースの小川、クローザーの石山がFAの権利を得て、球団としては大ピンチだったわけです。
ただでさえ最下位で最悪のチーム状態から主力3選手が流出してはチームとして2021年は成り立たなくなるのでは、なんて懸念もありました。
そこでヤクルトとしては3選手に大甘の契約をオファーしたわけです。
結果山田は7年、小川・石山は4年契約で残留となりました。
そのせいだけではないのでしょうが、21年にヤクルトは日本一になり、これに味を占めた球団は複数年契約の大乱発です。

20年オフには先の見えている青木と3年契約。
21年オフは中村と3年契約。
オスナと3年契約。
22年オフには村上と3年契約です。
当時28歳の山田哲人と7年契約。38歳の青木と3年契約です。裏契約で契約満了時には指導者に据える、なんて密約でもあるのでしょうか。
長期契約に安心したわけではないでしょうが、皆さん今年の成績はひどいものです。特に山田と村上です。とても5億や6億の年俸に見合う活躍はしていません。
皆さんまだシーズンは終わっていません。これから奮起して、年俸に見合う活躍を見せてください。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びyahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。