ドラフトの生き残り

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

このオフにもヤクルトも含め各チームから戦力外の通知が行われ、そこからの生き残りをかけた
トライアウトが12月7日に行われました。
巨人やソフトバンクからも数年前のドラフト1位まで戦力外になったなんて報道もありました。
ヤクルトの戦力外組でもコーチで残れるのは上々、30歳を過ぎて妻子ある身で失業者なんて
師走の風が本当に身に染みているはずです。

今日はヤクルトのドラフト組がどれくらい残っているかを見てみます。

直近では2015年組です。1位原樹理・2位廣岡・3位高橋・5位山崎・6位渡辺とほとんどの選手が残っています。
基本この年以降がヤクルトの中核です。
ところが2014年は全滅、全員退団しています。2013年は2位の西浦一人です。
2012年は当たり年で、それでも1位石山・2位小川の二人しか残っていません。
2010年は1位山田、3位西田が残っています。
2009年3位の荒木、2008年3位中村となり、ここからは更に寂しくなります。
2005年3位の川端、2003年4位の青木、2002年1位の雄平、2001年自由枠の石川以上です。

こうしてみると、ドラフト1位は2014年以前では石川(自由枠ですが)、雄平(投手として入団)
山田・石山の4人しか残っていません。
他チームでまだ頑張っているのが2013年の1位杉浦と今年楽天を戦力外になりトライアウトにかける
2007年1位の由規くらいです。
ヤクルトのスカウトに見る目がないか、ヤクルトの育成がなっていないのか、ドラフト1位は本当の金の
卵のはずです。確かにヤクルトは競合1位のくじ引きで圧倒的に負けており、どうしても金の卵が
銀の卵レベルになってしまうのは仕方ないかもしれません。

この中で2014年以前になると石川・石山・小川の3人しか投手では残っていないという事は、
やはりヤクルトは特に投手の育成がなっていないことがわかります。
残っている3投手(石川・石山・小川)はそもそもルーキーから大活躍しており、育成以前に
大変な才能を持って入団したわけで、ヤクルトの育成とは関係ありません。
3人は大学卒または社会人経由で即戦力として入団しており、この点からも
高校卒の卵が孵化していないという、ヤクルトの育成能力の欠如が如実に
現れています。

また特に高校から入団した選手は人生野球一筋で生きてきた若者です。将来性のあるなしを
早めに見極めてまだ若いうちに第2の人生を歩ませてあげるのも、選手に対する愛情かも
しれません。
例えば入団5年以内に戦力外通知する選手には球団が「すみません。見る目がありませんでした」
もしくは「育成方針を誤りました」ということで、第2の人生への支度金を用意するなんて、
どうでしょう。いくら実力の世界とはいえ、18歳の青年に「君は第2の山田哲人になれる」
とかなんとか甘言を弄して入団させたはずです。道義的責任はあるのではないでしょうか。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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