ベストナインとMVP

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日のゴールデングラブ賞に続きベストナイン更にMVPと新人王の発表が行われました。
ヤクルトではベストナイン捕手部門で中村捕手、一塁手でオスナ内野手、三塁手で村上内野手が受賞しました。
MVPは2年連続でオリックスの山本由伸投手と共に村上選手が受賞です。
セリーグの新人王は巨人の大勢投手、パリーグは育成出身で最優秀中継ぎ賞も取った西武の水上投手が受賞しました。

MVPの村上は満票でしたが、ベストナインの受賞選手とヤクルト選手の得票数を見てみましょう。

投手部門　1位　阪神　青柳　286票
3位　小川　2票
4位　マクガフ　1票
石川　1票
ヤクルトが優勝したのでヤクルトの投手にも票が入るのはまだわかりますが、ここは青柳一択です。
ちなみに2位はDeNAの今永投手（6票）でした。

捕手部門　1位　中村　176票
2位　中日　木下　79票
セリーグでは好守共に傑出した捕手はいない為、優勝もあり必然的に中村が選出されました。

一塁手部門　1位　オスナ　160票
2位　DeNA　佐野　41票
本来激戦のはずの一塁手部門ですが、佐野選手は外野手部門で受賞しているにもかかわらず一塁手でも
次点となる、というほど今年の一塁手は不作だったということです。
シーズン後半の働きとヤクルト優勝効果でオスナが受賞しました。

二塁手部門　1位　DeNA　牧　271票
2位　山田　17票
本来不動のはずの山田哲人が今年は散々な成績で、逆に2年目の牧がDeNAの4番として昨年から更なる飛躍を
遂げました。

三塁手部門　1位　村上　298票
2位　DeNA　宮崎　1票
へそ曲がりなのか余程のDeNAファンなのか、宮崎選手に1票です。
しかしMVPでは村上が満票だったわけで、この記者の動向は謎です。

遊撃手部門　1位　阪神　中野　205票
2位　長岡　88票
長岡も頑張りましたが、8番打者の長岡より1・2番を務めた中野の方が（盗塁も含めて）インパクト大でした。

外野手部門　1位　阪神　近本　208票
2位　DeNA　佐野　181票
3位　中日　岡林】141票
次点　塩見　130票
9位　山崎　4票
11位　サンタナ　2票
12位　荒木　1票
青木　1票

外野手部門では中日の大島選手が5位107票でした。
大島選手が.314、1本塁打、20打点、11盗塁に比して
岡林選手は.291、0本塁打、32打点、24盗塁でした。
まあ2選手共に立派な成績です。
外野手部門は1人が3票入れますから冗談みたいな票も出てきます。
青木の1票は優勝のご祝儀とも見えますが、何とも解せないのが「荒木の1票」です。
荒木選手は今年は47試合、28打席、3安打、0本塁打、0打点、.136、おまけに3失策です。
これは本人にも失礼な投票です。冗談では済まされません。
このようにベストナイン・MVP他プロ野球関係者の投票による賞の決定は批判を浴びるわけです。
これは米国に倣ってのやり方です。なんでもかんでも米国追随も問題ですが特に野球は米国に右へ倣えも
仕方ないかもしれませんが、少しでもまともにするためにはこの投票を記名式にするべきです。
記名式にすれば今回のように宮崎選手や荒木選手への1票を入れるなんて冗談行動はなくなるのではないでしょうか。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています