DeNAが交流戦を制す
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
交流戦は終わりヤクルトは7勝11敗の11位でした。昨年全カード勝ち越し優勝したのとは真逆の結果になりました。
楽天に3勝0敗、西武に2勝1敗、ロッテ・日ハムに1勝2敗、オリックス・ソフトバンクに0勝3敗。
オリックスとソフトバンクに3タテを食らったのが大きいですな。
今年の交流戦はまれにみる混戦で各チーム勝ったり負けたりで、ヤクルトも最後の方まで優勝の可能性も、なんて言われていたくらいです。
この交流戦はずっとパリーグ優勢で推移していましたが、ここ数年はセリーグが盛り返し、昨年のヤクルト完全優勝なんてことになったわけです。
今年は昨年のオリックス日本一から盛り返し、パリーグ54勝、セリーグ52勝、2分けでトータルではパリーグが勝ち越し、というかほぼ互角で、1位にはDeNA・ソフトバンク・巨人・オリックスが11勝7敗で勝率では並びました。
ここで優勝チームを決定したのはTQBという数値です。
TQBとはTotal Quakity Balanceの略で(得点数÷攻撃イニング数)ー(失点数÷守備イニング数)で計算します。
チームのスタッツで総得点数と総失点数なんて出ています。全チーム同じ試合数を消化したと考えれば、この総得点数マイナス総失点数で順位を決めれば簡単な気がします。
しかし実際には主催チームが勝てば9回裏の攻撃はなく攻撃回数は1イニング少なくなります。延長戦になれば最長で12回まで従って両チーム3イニングづつ増えます。また5回で降雨中止、試合成立となれば両チーム4イニングづつ少なくなるわけです。
その辺の凸凹を均すためのTQBです。
このTQBの数値でDeNAがほかの3チームを上回り交流戦優勝が決まったわけです。
このTQBは当たり前ですが、高得点・小失点のチームが上に行くわけです。
極端な話、勝つときは先日の楽天戦のヤクルトではありませんが13‐0で勝って、負けるときは0‐1での敗戦なんてことが多いチームは下手をすると勝率は悪くてもTQBでは上位なんて逆転現象が起きうります。
しかしご心配なく交流戦の順位は勝率が優先されますから、上記のような逆転現象が起きることはありません。
しかしNPBの公式戦の順位は勝率で決まりますから、143試合戦い、1勝142分のチームが勝率100%で、2位チームが142勝1敗で勝率99%で2位、逆にゲーム差は2位チームが1位チームを70ゲーム差で上なんてことはありえます。もちろん上記の数字は極端な話ですが、これに近い現象は最近もありました。2021年のセリーグはヤクルトが優勝しましたが、1位ヤクルトが73勝52敗18引き分け、2位の阪神は77勝56敗10分ということでゲーム差は0ですが4勝4敗分阪神が多く、これが微妙に勝率に響き、ヤクルト優勝となったわけです。
これなどは極端な例が実現した、ということになります。
2021年の阪神ファンや今年のソフトバンク・巨人・オリックスファンはなにか納得できないもやもや感は残ったに違いありません。
事程左様にトーナメント形式は良いのですが、リーグ戦になるとどうしても勝ったり負けたりが出てきて、勝率で決まらない場合の順位を決めるために今回のTQB以外にも同率チームの対戦成績で決めたり、競技・リーグごとで様々なシステムが導入されています。決まり事ですから、それに文句を言っても仕方ありません。
数字は各選手個人のWikipedia 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています