ヤクルトのQSを検証

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日の記事「行く人、来る人 2」の中で、山中投手と山田大樹投手が自由契約になったことはお伝えしました。
今日のテーマは果たしてそれが妥当だろうかという考察をします。

山田投手は32歳、山中投手は35歳、確かに年齢的には来年今年以上の活躍を望みにくい年齢です。
今年のヤクルトは投手陣も悪かったですが、打撃陣も決して褒められた出来ではありませんでした。
従って先発投手の評価として勝ち星ではなく、QSと防御率で比べてみましょう。

一般的に防御率の評価はリリーフは1点台が上出来で、2点台がまあまあです。
先発では2点台が上出来で3点台がまあまあです。
これでいくと、ヤクルトの今年の投手陣では
先発ではスアレスが2.67で合格。高橋が3.94でまあまあ、あとは失格になります。
リリーフでは石山2.01、寺島2.48、今野2.84がまあまあレベルです。
防御率で見ると今年活躍した小川や清水はアウトになります。

それでは本題のQSを見てみましょう。
QSとはクオリティスタートの略で、先発投手が6回以上を投げ、3自責点以内に抑えた時にQSが与えられます。
つまり試合を作ったという評価です。
完投して3点に抑えても、味方が2点しか取れなくては負けになりますが、QSは付きます。

今年のヤクルト投手陣です。
小川 20先発、11Qs
高梨 17先発、7Qs
スアレス 12先発、5QS
吉田大喜 14先発、5QS
石川 15先発、4QS
山中 6先発、2QS
山田大樹 2先発、1QS
歳内 7先発、1QS
高橋 9先発、1QS

QSで見るとさすがエース小川、半分以上の試合でQSをマーク。ノーヒットノーランも強烈な印象を
残しました。防御率が悪い(4.61)という事は2試合に1回は滅多打ちにされるという事です。
高梨・スアレスが比較的頑張ったという事がわかります。
特にスアレスは防御率もよく、1年通して怪我さえなければそこそこの数字を残せそうです。
(スアレスも残留候補です)
QSで言うと今回リストラされた山中投手は6番手になります。(先発数は少ないですが)
防御率でまあまあだった高橋よりQSランクでは上です。どうでしょう?
やはり年齢ですか?

ちなみにセリーグの防御率トップの巨人(3.33)はまだ1試合を残して
119試合で56QSを上げています。ほぼ2試合に1度は先発がQSで試合を作っていることになります。
翻ってヤクルトは120試合で37QS。QS率30%です。
巨人エース菅野なんて19先発の16QSです!
今年ヤクルトはいろいろな点で巨人と大きく力の差を感じさせられました。
結局、チームスポーツですから村上や小川がどんなに頑張っても、他の選手も成果を上げないと
勝ち進めません。

ヤクルトは尾花氏が2軍投手コーチになってファームの底上げが期待されますが、一軍は石井コーチ一人に
任せるのでしょうか。確かに今年は斎藤コーチがメインの投手コーチで、成果が出せず責任を取らされた
わけですが、石井コーチに責任はないのでしょうか。同様に投手出身の高津監督は?

外国人選手の動向ですが、イノーアはすでに退団、クックも退団の方向。
スアレス・マクガフとは残留交渉をするようです。
エスコバーはボーダーです。
来期も外国人5人態勢のようですが、山田の年棒を削って、大砲を何本か仕込んではどうでしょう。
村上の前後を大砲、もしくは阪神のサンズや中日のビシエドのような勝負強い打者を配することが出きれば、
村上の負担も軽減されます。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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