井岡のタトゥー

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

年末に行われたボクシングのWBO世界Sフライ級タイトルマッチで王者の井岡一翔は8回TKOで王座を防衛しました。
問題はその試合で井岡選手のタトゥーが大々的に見えていたことです。
日本ボクシング協会のルールではタトゥーは禁止だそうです。
何らかのペナルティーが井岡選手に課されそうです。
井岡選手もこれまではドーランなどで隠していたようですが、今回は開き直ったか、
ドーランの塗りが甘かったか表ざたになりました。

日本では歴史的にいわゆる入れ墨はあちらの業界の方々の専売特許で、素人衆には縁のないものでした。
素人衆はせいぜい映画の中で高倉健さんや菅原文太の背中のモンモンを見るくらいのものです。
日本でも暴対法の強化に伴い、公衆浴場やプールでは入れ墨の入った客を締め出したりしていました。

ところが、それまでその筋の方の専売特許だった入れ墨がタトゥーと名を変え、ファッショナブルなタトゥーが
若者の間ではやり始めました。タトゥーシールなんてものまで出てきました。
これはひとえに特に音楽業界のスターが(内外問わず)タトゥーをしていることで、
いわゆる「恰好いい!」という化学反応です。
日本の音楽系アーティストは比較的堂々とそのタトゥーを披露していますが、演劇関係の方々は役作りに
差し支えるためにひた隠しているようです。

そういった中でのスポーツ業界です。
格闘技に限らず多くの海外のアスリートは堂々とタトゥーを表に出しています。
当然です。海外ではタトゥーは忌み嫌うものではないからです。
身近なところではバレンティン選手が肌の色に紛れていましたが、腕にたっぷりとタトゥーをしていました。
海外の格闘技の選手には全身にびっくりするくらいのタトゥーを彫り込んでいます。

もともとの入れ墨の起源は古代にまで遡り、皮膚装飾の一種だった、という説もあるようで、
やはりおしゃれなものだったようです。
私は古い人間のせいか、整形手術やタトゥーは、親に頂いた体を傷つけるものということで
反対ですが、世の中の価値基準はどんどん変わっています。
ボクシングなどで、対戦相手の外国人選手が堂々とタトゥーをしているのに、何で日本人選手は
していてはいけないの?という話になりそうです。

相撲などは日本古来の競技で、日本のルールを押し通すのはまだよいのですが、ボクシングなどの
海外派生の競技にまで日本人のルールを押し付けるのはこのグローバル化の時代に
そぐわない気がします。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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