サッカーワールドカップとベースボール
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
サッカーのワールドカップ開催中です。日本がドイツに勝ったということで大騒ぎ?になっています。
4年に1回のオリンピックやサッカーワールドカップになると俄か日本愛国者が激増するような気がします。
祖国を愛することは重要なことで、日本以外の国では良しに付け悪しきにつけ小さいころから愛国教育が
子供たちに注がれます。
日本は戦前の愛国が行き過ぎたと米進駐軍が考え、祖国を愛さない教育を日本の子供たちに進めた結果、
4年に一回(二回?)しか愛国者にならない多くの国民が生まれました。
なんてことを書いているとだんだん危険な方向に話が向いていきそうになるのですが、要はサッカーは
世界中を熱狂させるのに、野球のWBCはどうなの?ということです。
オリンピックの種目からも東京オリンピックでは野球は採用されましたが、次回のパリ大会では採用されません。
替わりにダンス種目とかパルクールなんて町中を飛んだり跳ねたりする種目が採用されるようです。
ダンスなんてのは最近では小学校の授業にも取り入れられているそうですが、世の中変わりました。
オリンピックはそもそも「金儲けファースト」ですからなんでもかんでも金になりそうな競技をどんどん
取り入れて肥大化しています。Eスポーツなんてものまでそのうちオリンピック種目になりそうなんて話もあります。
近代五種なんて地味な種目はそのうちオリンピックから消滅してしまうかもしれません。
ところでなぜサッカーがこれほど世界中を沸かせる競技になり、野球は世界の限られた国のみでしか受け入れられなかったか
ということです。
サッカーはボール一つあれば取り合えず試合らしいことはできるのに対し、野球はボールにグローブにバットが必要。
サッカーの神様ペレは裸足でボールを蹴っていたなんて神話もあるくらいサッカーは世界の拙しい子供たちに
受け入れられる素地があったということが一つです。
翻って米国発祥の野球(ベースボール)は英国のクリケットに起源を持ちますが、米国の力の及ぶ範囲である
中南米と日本など極東諸国にしか広まらず、サッカーがヨーロッパを中心にこれらの諸国が影響を及ぼす
アフリカ・中近東・中南米に広まったのとは違いました。
世界の競技人口という統計があってサッカーは2.6億人、野球は35百万人なんて数字があります。
なるほどです。ところが同じ統計?でバスケットボールは4.5億人、バレーボールは5億人なんて数字もあるわけです。
バスケットボールは米国では熱狂的な人気がありますが、バスケットボールやバレーボールのワールドカップや世界大会が
それほどの盛り上がりを見せているとは思えません。
これは簡単に分析することは難しい話ですが、FIFA(世界サッカー連盟)のプロモートがうまかった、ということでしょうか。
日本ではまだまだ野球はサッカーと子供たちの人気を分けていますが、やはり村上選手のようなスーパースターが
次々に誕生しないと優秀な子供たちはサッカーに行ってしまいます。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています