ノムさんの弟子

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

2月11日はノムさんの3回忌でした。ヤクルトもキャンプ地で全員が黙とうを捧げました。
野村克也氏は南海(現在のソフトバンク)の選手としてスタートし、打者として捕手として大変な実績を残しつつ、
プレイングマネージャーとなり、選手続行の意志が球団の方針と相いれず、ロッテ・西武と渡り歩き、引退、
解説者としての10年間で「ノムラスコープ」等によって、配球の読みの確かさ等を世の中に知らしめ、
頭脳派の監督としてヤクルトに迎え入れられ、ヤクルトの黄金時代を築きました。
その後阪神・楽天の監督も歴任したわけですが、指導者としての実績は何と言ってもヤクルト時代のそれが
群を抜いています。
南海 8年間で優勝1回
ヤクルト 9年間で優勝4回、日本一3回
阪神3年間で6位3回
楽天4年間で2位が1回
ということで阪神と楽天では実績を残せなかったように見えますが、ノムさんが監督就任中に
チームの土台作りをし、阪神はノムさん後の星野監督と岡田監督が優勝しており、
楽天も星野監督で優勝しています。
こう見ると星野監督はいいとこ取りをしているようにも見えます。

以前にも書きましたが、私が大監督と認めるのは巨人以外の複数球団で優勝している監督です。
長嶋・原監督等巨人でしか優勝していない監督を大監督とは呼びません。
そういう意味で星野監督は上記の阪神・楽天の前に中日で2度優勝しており、巨人以外の3球団で優勝したという
大変な実績を残した「大監督」ですが、上記を見るとノムさんの遺産も大いに与った3チーム優勝にも見えます。

名将と言われる監督には得てして選手としてはそれほどの実績を残していない方が多いわけですが
(広岡監督・仰木監督等等)ノムさんは選手としても超一流でした。
三冠王、通算本塁打歴代2位、通算安打2位、通算打点2位、ベストナイン19回、本塁打王9回、打点王7回、MVP5回と
いう具合で世界の王貞治と競う、しかも王選手がファーストだったのに比して負担の多い捕手を勤め続けたわけですから、
本当に大変なプレーヤーだったわけです。
しかも南海の後半は監督兼任というこれもレアケースな超人ぶりを発揮していたわけです。
この捕手とのプレイングマネージャーは後年古田敦也がヤクルトで柳の下のドジョウ狙いでしたが、結果は残せませんでした。

今球界ではノムさんの教え子が幅を利かせています。高津監督がもちろんNo1ですが、他にも阪神の矢野監督、
楽天石井監督、日ハム新庄監督です。
皆さん現役時代のやんちゃぶりからはとても「野村ID野球」の頭脳派の継承者には見えませんが、
昨年は高津監督が日本一となり、一番弟子ぶりをアピールしたわけですが、今年はどうでしょう。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。