山田哲人のFA

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

コロナウィルス禍でプロ野球が開催できず、公式戦の試合数の減が必至です。
どこまで減るか、下手をすると結局開催できないという場合もありえます。

これによりプロ野球選手たちも様々な影響を受けます。
年棒の減額も必至です。
他にこれは一部の選手に大きな影響を与えるのですが、本来今年中にFA権を
取得するはずだった選手が取得できなくなるという話です。

FA権はいろいろなケースがあるので、山田哲人選手にあてはめましょう。
「2007年以降のドラフトで入団した高校選手で累計8年(1160日)が経過で取得」となっています。
上記の1160日とは1軍登録累計日数です。これは1年145日計算になります。

山田選手は今年が9年目、プロ入り初年度は26試合の出場だったため、今年ほぼほぼフル出場が
FA権取得の条件となります。
これが6月とか7月、更にそれ以降に開幕がずれ込むとこの「1軍累計登録1160日」に足りなくなりかねません。

NPBではこれに対する救済策も検討しており、今期はこの1160日ルールが緩和される可能性も出てきました。

私は野球に限らず、特例とか例外なんてあってはいけないと考えています。
例外規定を作ると世の中不公平が生まれます。
またその例外規定を管理する側(法律ならば役人)に裁量権限が生じ、そこに権力が集中します。
弱者切り捨てになりかねませんが、例外は作らないに越したことはありません。
例外を作らないように努力しても結局例外は生まれます。

そこで山田選手です。現在は緩和規定をNPBが検討中ということで、決定ではありません。
こんな話があります。「そもそもFA権を行使して球団を移るには大変なパワーが必要。
チームメイトからは裏切り者扱いにされる。ましてや今期特別規定でFA権を取得しても、
行使しにくいのでは」という話です。
一理あります。
そもそもFA権は長年NPBに貢献してきた一流選手に対するご褒美です。
そのご褒美を受け取るのに、「気が引ける、後ろめたい」とは面妖な話です。
そこが日本人なのでしょう。米メジャーでFA権を行使することをためらう選手はいないでしょう。
当然の権利として行使しているはずです。
バレンティンなんて当たり前のように、しかも自分の年棒を上げるように、FAではなく、
ヤクルトに引き留めをあきらめさせる戦術まで駆使しました。
特に外国人選手なんて、出稼ぎで、1円でも多く稼ぐことしか考えなくても、仕方ないですな。
「ヤクルトラブ」なんて言っても真に受けてはいけません。

さて外国人選手は置いて、日本人選手を見てみましょう。
プロ野球選手は再々言ってますように、個人事業主で、来年の保証はありません。
UBER EATSの配送員みたいなものです。
稼げないと収入はどんどん減ります。
プラス選手寿命は決して長くありません。
ヤクルトの五十嵐投手や石川投手のように40歳近くまでレギュラーでやれるケースは稀です。
と考えれば、自分を育ててくれた恩ある?球団から自分をもっと買ってくれる(高い年棒を
出してくれる球団)に移籍ができるFA権取得は絶好のチャンスです。

今のところ山田選手の移籍先としては巨人が有力視されています。
しかし過去の巨人のFA入団選手の使い捨ての歴史は忘れてはいけません。

オープン戦から練習試合で、山田選手の打撃不振が目に付きました。
上記のような外野の声が山田選手の心を乱しているとしたら、残念な話です。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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