10万円給付とプロ野球選手

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

結局コロナウィルス対策で、生活困窮者のみに30万円給付ではなく、
基本的に日本に住民票のある日本人と住民登録している外国人全員に一律10万円が給付されることになりました。

杉村太蔵氏は自身は生活に困っておらず、5人家族なので、50万円もらえる。
こんな政策は間違っているなんてことを言って大ひんしゅくを買っております。

そもそも1億数千万人の全国民が幸福になれる政策があるのでしょうか。
税金を0にして、交付金をじゃぶじゃぶばらまけばよいのでしょうが、それはすべてこれからの
若者に対するつけになるし、そもそも財政が破たんします。
共産主義は全員が等しく扱われるという事で、一時もてはやされた思想ですが、共産主義社会では
一生懸命働く人も適当にさぼる人も等しく扱われて、それなら働かない方が得ということになり、
生産性が落ちてしまい、結局ソビエトや中国の共産主義は破たんし、
ロシアでも中国でも官僚の強力な管理のもと資本主義的に金儲けするビジネスマンが羽振りをきかせています。

一説では日本は実は最も共産主義が成功した国という話があります。
カルロス・ゴーンさんは別として日本の大企業の社長の給料は欧米と比べると驚くほど安く、
それは日本は累進課税がきつく、給与を増やしても税金に持って行かれるので、その代わり社長さんは
料亭・クラブ・ゴルフと接待し放題(接待には税金はかかりません)になったという、
接待文化が発達したという話があります。
実際日本の大企業では一般社員と社長の年収の差は欧米と比べると驚くほど開きが小さくなっています。

片や我がプロ野球ではヤクルトを例にとれば、トップの山田哲人選手で5億円、
育成選手で250万円くらいの選手もいますから、200倍の差があります。
ところが山田選手は本当のところはわかりませんが、節税をしないとおよそ半分が税金で持って行かれます。
年棒250万円の選手は最低税率でしかも控除がありますから、税金は微々たるものです。
ここで手取りでは200倍の差が100倍に縮まりました。
しかし山田選手は10万円の給付金はどうするかわかりませんが(辞退する?)、育成選手にとっては
ありがたい一時金となります。
どこぞの関西球団のようにファーム選手にまでタニマチがついて、
飲み歩くのに財布を持たなくてもよいような環境には普通ありません。

ミュージシャンで日本から米国に移住している人がいます。
必ずしも米国の音楽環境が優れているからというだけではなく、米国の方が税金が安いからという理由もあるそうです。
昔ビートルズのメンバーは英国の高い税金を嫌って米国に居を移したという話もあります。

プロ野球選手やプロゴルファーが米国でプレーする理由は税金ではなく、
プロ野球の年棒やゴルフの賞金が日本とは比べ物にならないくらい高いというのも理由の一つです。
必ずしも「メジャーでプレーするのが夢」というだけではないようです。

具体例として田中将大投手は楽天時代の最後2013年の年棒は4億円でした
25歳の青年としてはこれでも大変な金額です。
しかし翌2014年からはヤンキースで22億円の年棒を稼いでいます。
びっくりする金額です。日本の球団では巨人やソフトバンクでも到底出せません。
これがありますから若者がプロ野球選手を目指す価値が出ます。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



 

 

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