10月4日対阪神 終わりよければ???
ヤクルト5‐4阪神(ヤクルト7勝:阪神17勝:1分け)
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
「終わりよければ」なんてことわざもありますが、ヤクルトは最終戦にセリーグの覇者阪神を下し、ゲーム差なしながら5位でシーズンを終えました。なんでもリーグ連覇から翌年最下位になったチームは無いそうで(当たり前の話です。普通連覇するなんてチームが本当に強くないとできない話なんですが)ギネスなみの記録をぎりぎり回避できたわけです。
ということで昨日は阪神相手にサヨナラ試合プラス最下位を逃れた、ということでついついいい気持になってしまいますが、それではいけません。本当は最下位で終えて球団全体で目いっぱい反省していただいて、来期どう再建するかということを真剣に検討するきっかけにしたかった気持ちもあります。
そもそも最下位脱出とはいっても4位の巨人が貯金1でそこから13.5ゲーム離された借金26のフィニッシュだったわけです。
これからオフにかけていろいろと考察していきたいと思います。数年前の最下位に定住していた時に戻らないためにはどうすればよいか、素人なりに考えていきたいと思います。
さて昨日の阪神戦です。
ヤクルト先発の高橋は阪神の先頭打者近本にカーブのすっぽ抜けでいきなりの死球です。この近本選手は今期の死球数は12でセリーグの1位です。(2位は同じ阪神の森下選手です)過去にはヤクルトの青木選手がベースに覆いかぶさるような打撃フォームで死球を多く受けていましたが、近本選手の打撃フォームはそれほどでもありません。
好打者には内角攻めが多くなるということでしょうか。
この死球で神宮球場を埋めた阪神ファンがヒートアップ、ボルテージが一気に上がります。高橋投手に一段とプレッシャーがかかります。
それでもなんとか2アウトまでこぎつけ(ランナー1塁)、大山を迎えフルカウントにしてしまいます。サウスポーの高橋に対し右打者の大山、次打者は左打者の佐藤輝です。ここは危ない。無理に勝負すべきではない、と思ったわけですが、次の瞬間ど真ん中のボールを大山に先制の2ランです。近本への死球からの阪神ファンの大声援で動揺しているはずの高橋の軽率な一球でした。ここで動揺に輪をかけた高橋を佐藤輝の追加の一発です。
降雨で昨日は3度の中断があり、コントロールに難のある高橋投手には酷な舞台でした。
高橋投手はその後の2・3回はなんとか無失点で切り抜けます。
ヤクルトは初回山田のソロ、5回に塩見・山田のタイムリーで同点に追いつきます。
阪神の大竹投手にはそれまで3試合で2QS、3勝、1.42と新たな天敵となりかけていました。その大竹投手を5回3失点と一応打ち込みました。これは山田選手の爆発が大きい。昨日山田選手は9回のサヨナラ犠飛も含め3打点の大活躍でした。
最終戦でやっと本領発揮しました。
阪神はこの後才木が3イニング、最後の9回、阪神リードの4‐3のシーンでセリーグセーブ王の岩崎が登板とフルコース状態の阪神投手リレーでした。
ヤクルトは高橋3イニング3失点、ロドリゲス2イニング無失点。
6回にはおやまあの石山が登板、やはりという感じで1失点。
吉村が2.1イニングで9回に1アウト1・2塁のピンチでを招き田口の救援を仰ぎます。
9回裏ヤクルト打線が阪神の岩崎に襲い掛かります。先頭の代打青木が技ありの中前安打、宮本が送り、塩見のサードゴロがベースに当たりイレギュラーとなり?(判定はサード佐藤輝のエラー)、1アウト1・3塁。2番代打内山が2ストライクと追い込まれながら、しぶとく詰まりながら内野の頭上を越えるタイムリーで同点です。青木の代走武岡が好走で1アウト1・3塁のシーンが続き山田のサヨナラ犠飛で終わりました。
最終戦で阪神に勝って5位に上がり、取り合えず「終わりよければ」ということで明日からは今年の敗因等を分析していきましょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています