8月17日対DeNA 柳の下に

ヤクルト3‐5DeNA(ヤクルト7勝:DeNA10勝:1分け)

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

「柳の下にいつもドジョウはいない」ということわざを私もこのブログで時々使っています。
一度(偶然に)うまくいったからと言って同じことが起きるとは限らない、なんていう意味です。
こんなことはプロ野球では年中茶飯事です。
しかしファンとしては一度活躍した選手に「またやってくれるだろう」とついつい過剰に期待してしまうのは、ファン心理として仕方のないところです。特にデビュー戦(またはデビュー戦に近い状況で)投手が快投したり打者が強烈な一発を放ったりすると、ファンとしては「この選手は本物。次回も期待」となるわけです。

お題の「柳の下にいつもどじょうはいない」はそのようなファンの期待にはなかなか応えられませんよ、という古人の戒めです。逆に2匹目のドジョウがいた選手は「本物」ということでその後大成するわけです。

昨日のヤクルト先発のロドリゲスは8月9日の広島戦でNPBデビュー戦を5回1失点の好投で見事初勝利を飾ったわけです。
ファンとしては当然「2匹目のどじょう」を期待します。
そして昨日のDeNA戦です。
結果は6回、94球を投げ6被安打、2四死球で3失点、1自責点で負け投手です。この数字だけを見るとそれほど悪くはないように見えますが、実質は3回のDeNAの攻撃で1アウトから関根のポテンヒット、ロドリゲスの暴投、楠本の一ゴロをベースカバーに入ったロドリゲスが捕球できず1点、そしてこの回ここだけ完ぺきに打ち込まれた牧の2ランホームランという、ロドリゲスの独り芝居の挙句の3失点でした。
かくして自ら墓穴を掘った形で、ロドリゲスの柳の下の2匹目のドジョウはするりと逃げてしまったわけです。

もう一人の2匹目のどじょうが逃げたのは先日も書きましたが、山野投手です。8月1日の巨人戦で7回無失点と素晴らしい再デビュー戦を飾りましたが、次の8月13日阪神戦では4回4失点でしたが、この時は村上のエラーが端を発しています。前期のロドリゲスの独り相撲とはちょっと違いますが、やはり2匹目のドジョウはいませんでした。

次は北村内野手です。それまでちょろちょろとしか使ってもらえずファームの強打ぶりを披露するチャンスに恵まれませんでしたが、8月9日の広島戦でオスナの故障抹消に代えてファーストスタメンで出場、3打数2安打1満塁ホームラン、6打点の大活躍だったわけです。翌10日も2安打を放ちましたが、3匹目のドジョウはいなかったようです。そこからフェードアウトしてしまいました。

この先上記3選手が再度奮起しレギュラーに食い込める活躍ができるかは来年以降のヤクルト浮上のカギとなるかもしれません。

数字は各選手個人のWikipedia 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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