大捕手?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
先日日経新聞に「大捕手時代今は昔」なんて記事が載りました。
昔は野村克也氏のように打者としても捕手としても超一流、なんて大捕手がいました。
ちょっと小粒になりますがヤクルトの古田捕手も打者でも捕手でも一流でした。
阪神の田淵捕手なんて打者としては一流でしたが捕手としてはそれほどでもなかった気がします。
他にも巨人のv9時代の森捕手とか西武黄金時代の伊藤捕手とか打者としてそれほどでもありませんでしたが頭脳派の名捕手として一時代を築いた選手も多くいます。
谷繁元信という捕手は横浜から中日の主戦捕手として27年稼働し3021試合出場とノムさんを上回る捕手としての出場記録を持ちますが、打者としては27年間で229本塁打、1040打点、.240と並のバッターでした。
そう考えれば野村克也氏は26年の現役生活で史上2位の3017試合でマスクを被り三冠王を取り、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回とNPBでもトップクラスの成績を挙げ、1973年には捕手・4番打者に加えプレイングマネージャー(監督)としてもリーグ優勝を飾り、その後監督としてヤクルト黄金時代を築いたことはご存知の通りです。
捕手とは単に投手をリードするだけではなく、グラウンドの総合司令官として試合を作っていくことが重要な任務となり、その点他の野手とは違い「扇の要」と呼ばれたりして打力よりも捕手としての力量が第一に問われることになるわけです。
そういった中で選手の体力がなくなってきたのか投手同様捕手もチームで複数の捕手を併用する例が増えてきました。
DeNAは戸柱・伊藤光・山本を併用。阪神は梅野72試合・坂本84試合。中日は大下89試合・宇佐美69試合です。併用制のメリットは阪神の梅野が故障でリタイアした後もNo2捕手だった坂本が立派にカバーしたことです。
逆に広島の坂倉が120試合、巨人の大城が134試合とこちらは打てる捕手ということでメインの捕手を務めたわけです。
ヤクルトでは中村が106試合、内山94試合と打てる捕手内山をなんとか育て上げようとしています。
中村は2012年からヤクルトの主戦捕手となりましたが2020年と22年には故障で大幅に出場を減らすなどメインの捕手一人に依存するとその選手が欠けた時にチームは大きなダメージを被ることになります。
こう考えるとメインのレギュラー選手以外にもう一人何かの時にメインの欠場を十分にカバーできるような阪神の坂本捕手のようなNo2の選手を育て上げることがチーム作りでも大事なことだとわかります。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています