投手の責任は?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
12月11日付けの日経新聞朝刊のスポーツ欄に「安打、投手の責任にあらず」という興味深い記事が
ありました。
ポイントは今まで投手の能力を判断するのに、勝利数や防御率をメインの指標にしていたのはおかしい、
ということです。
確かに私も何度も書いていますが、9回を1点に抑えても味方の得点が0点では敗戦投手になります。
逆に5回を5失点しても、それまでに見方が6点取ってくれて、6回以降を勝利の方程式が0点に抑えれば
勝利投手です。かくして勝ち負けはそれほどの意味がないことはよくわかります。
逆にクオリティスタートが重要視されてきています。
先発投手が6回以上を投げ自責点3以下に抑えれば1QSです。
更に踏み込んで、防御率を左右する自責点ですが、そもそもヒットになるかならないかは運だということです。
確かに強烈な打球が野手の正面をつくなんていうことはよくあります。
逆に打ち取ったと思ったふらふらと上がった打球が内外野の間にポテンと落ちるなんてこともよくあります。
2アウトでランナーが2塁や3塁にいると最悪です。3アウトチェンジのところが失点です。
しかもこれは自責点になりますから(ランナーがエラーで出塁していない限り)、もろに防御率を悪くします。
打者も同じです。どんなに鋭い打球を放っても、野手の正面をついたり、野手のファインプレーで捕球されたり
すれば、アウトです。三振と同じです。
逆にぼてぼてのゴロが飛んだコースが良く打者が懸命に走っての内野安打や前述のポテンヒットのように
安打は安打としてカウントされます。
以上から運を排除した「tRA」という数値が今注目されているという事です。
ここでは投手の責任があるのは奪三振・与四球・被本塁打・打たせた打球の性質(ゴロかフライか)によって
投手の能力を図るそうです。
それでいくと投球回数40回以上では石山投手が今期のNPBの2位に入るそうです。(ちなみに1位は
ソフトバンクのモイネロです)
確かに私も以前からヤクルトの打者が痛烈なあたりを放ったのに野手の正面をついたりして、がっかりなんて
数えきれないほどあります。
そう考えると絶対に取られない安打とはホームランしかなくなります。
あとは運よく守備の間を抜くか、内野手が捕球してファーストにボールが渡る前にファーストベースを
駆け抜けるしかなくなります。
比較的リスクの低い安打とはライナーで内野手の頭上を越え、外野手が追いつけないくらい前に落ちる当たりです。
それでは高打率の打者はただ運が良いのかという話です。
何度も言っていますが、どんなに優れた打者でも打率は3割台の半ばまで、従って3打数打って1安打が出れば
打者としては上出来という事になります。
中にはエスコバーのようになぜか当たり損ねのようなフライが多く、ポテンヒットが異常に多い打者も
いましたが、基本高打率の打者は鋭い当たりを量産し、それが3回に1回は野手の間を抜き、
高打率が結果としてついてくるという事です。
いかに三振や凡フライ、ぼてぼてのゴロが少ないかということです。
生涯通算打率でNPB1位の青木選手は鋭い打球を連発し、3打席に1度ヒットになっている、ということです。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています
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