11月19日 侍J‐韓国(決勝戦)
侍J 4‐3韓国(侍J優勝)
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
アジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパンが優勝しました。
今回侍Jは韓国チーム以外に台湾チーム・オーストラリアチームと対戦し、メンバーはU-24プラスオーバーエイジ枠で決してその国の最強メンバーが出ているわけではなかったのですが、さすが韓国チームは強力でした。予選リーグも2‐1と僅差の勝利。昨日も初めに侍J先発の西武今井が3回に2点タイムリーを浴びてリードを奪われます。
侍Jは5回に牧のソロホームラン、6回に万波の二塁打から佐藤輝の犠牲フライで同点、そこから試合は中継ぎ勝負で膠着します。
侍Jは2番手で5回から3イニング投げた日ハムの根本投手が無失点の好投を見せました。
あまりなじみのない選手でしたが20年の高卒ドラ5で今シーズンは不調で5試合25回の登板だった選手です。侍Jは8回は阪神桐敷、9回はヤクルトの田口でしのぎます。
2‐2の同点で延長戦に入り試合はタイブレーク制となりノーアウト1・2塁からイニングが始まります。
ここで井端監督は田口を使ってしまったせいか、抑えではないヤクルト吉村をマウンドに送ります。
このタイブレーク制はオリンピックのソフトボールでも見たことはあったわけですが、ヤクルトの吉村投手がマウンドということで一段と試合に没入してしまいました。このタイブレーク制で守る身になると、何とも恐ろしい制度です。失点しても当たり前に思えてきます。
このシーンで吉村投手は最初の打者を併殺打に取り何とかしのげそうな雰囲気が出た途端連打を浴びて1失点します。ずるずる崩れてしまうかと思われましたが、そこで踏ん張りました。
ノーアウト1・2塁でスタートですから1失点くらいは想定の範囲内、というところでしょうか。
10回の裏、初めの打者は阪神森下ですがここで代打古賀を起用し見事に送りバントを決めます。
1点ビハインドでノーアウト1・2塁のシーン、最低1得点して同点に持ち込む。うまくいけばサヨナラというタイブレークでの後攻の絶対戦略です。
ここで1アウト満塁から坂倉の同点犠牲フライ。侍Jはノーヒットで同点に持ち込みます。さらに2アウト満塁から巨人門倉のさよならタイムリーヒットで決めました。
最後の最後まで気を抜けない韓国との一戦でしたが、得てして後半中継ぎ陣の好投もあってだらだらとなりがちな試合をすっきりとけりを付けられるタイブレーク制は試合時間短縮の大きな助けにもなり、有効なルールと思います。
今シーズンルーキーでしたが先発で回っていたヤクルト吉村投手にとっても、ノーアウト1・2塁からの登板という息詰まるようなシチュエーションでしかも国際試合の決勝戦のとどのつまりでの登板は来期にい向けて素晴らしい経験になったかと、思います。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています