まあクンの一発病?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ちょっと前ですが楽天の田中将大投手がホームランを打たれ負け投手になり、「まあクンの一発病」なんて報道もありました。
まだシーズンが終わっていませんが、9月25日現在で見るとパリーグの投手の被本塁打数では田中投手が15本でトップです。
しかし多く投げればホームランを打たれる確率も上がるので被本塁打に加え投球回数、そこから何イニングに1被本塁打したかという数値、参考までに防御率も記しました。
1位、田中将大(楽)15被本塁打、134.1投球回数、被本塁打率9.0回/本、防御率4.89
2位、加藤貴(日)14本、163.1回、11.7回、2.87
上沢(日)14本、164回、11.7回、2.96
上記がパリーグの被本塁打ワースト3です。こう見ると田中投手の被本塁打率はそれほど悪くないように見えます。
それよりも防御率の悪さが顕著です。田中投手が開幕から24連勝を挙げたのは2013年で、もう10年前の出来事です。
時の流れには抗えません。
セリーグを見てみましょう。
1位、今永(De)17本、142回、8.4回、2.79
高橋(ヤ)17本、93.2、5.5回、4.52
3位、サイスニード 15本、129回、8.6回、3.84
大瀬良(広)15本、127.2回、8.5回、3.60
5位、小川 14本、144回、10.3回、3.38
11位、石川 11本、63.1回、5.8回、3.98
13位、小澤 10本、100.1回、10.0回、3.05
15位、吉村 9本、51.2回、5.7回、4.70
24位、ピーターズ 8本、100.2回、12.6回、3.22
おやおやセリーグの1位はDeNAの今永投手とヤクルトの高橋投手の17被本塁打ですが、投球回数の少ない高橋投手の被本塁打率が大きく上をいっています。ヤクルトでは他にも石川投手と吉村投手の被本塁打率が図抜けています。
小澤投手やピーターズ投手は防御率も被本塁打率も立派な成績です。
昔は小川投手の被本塁打数が多かった記憶がありますが、小川投手は過去11年間で173被本塁打です。平均で15.8被本塁打ですから確かに多く打たれています。狭い神宮球場をホームにするエースの宿命なのか。
昔巨人の絶対エースだった江川卓投手はよく「ボールは速いが球質が軽いのでよくホームランを打たれる」なんて言われていました。確かに江川投手は9年の現役生活で253被本塁打を喫しています。(年平均28本)多いことは多いですが江川投手は1857.1回も投げており、前述の被本塁打率でいけば7.3回/本となり、それほどひどいわけではありません。
小川投手も過去11年間で1548.2回投げていますから8.9回/本となります。
こう見るとヤクルトの高橋投手は剛球投手で打者をねじ伏せる投球スタイルに見えますが、実は江川投手同様球質が軽いのか当たれば飛んでホームラン、ということかのしれません。
上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びTahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています